注目は医療とテクノロジー!次の10年で成長する職業トップ10
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これから異業種で転職を考えている人にとっては、どんな業種が伸びていくのか気になりますよね。
アメリカのビジネスニュースサイト『Business Insider』によると、アメリカ経済で最も成長している分野は「医療」と「テクノロジー」なのだとか。
これらの産業に分類される職業のいくつかは、次の10年間も伸びていくことが予想されます。
そんななか、米国労働統計局が職業別の2024年までの成長予測と平均年収を組み合わせたランキングを発表しました。
2024年までに予想される新規ポジションが多いほど、成長が予想できる職業ということ。
これらの職業はいずれ日本でも注目される可能性が非常に高いので、チェックしていきましょう!
■10位:内科医&外科医(平均年収1,913万円)
今後ますます高齢化が進むため、医療関係の仕事はニーズがさらに高まると予想されます。2024年度に予想される新規ポジション数は51,700となっています。
■9位:コンピュータ及び情報システム管理者(平均年収1,304万円)
コンピュータシステムの調整や計画、指示を行います。専門性が高い仕事なので理系の大学を卒業するのが一般的。2024年度に予想される新規ポジション数は53,700となっています。
今後、様々なシステムがさらに複雑化している可能性が高く、高度な知識や経験を持つ人は高い報酬を得ることが期待できるでしょう。
■8位:個人向け財務アドバイザー(平均年収828万円)
金融や不動産の知識をもとに財務上のアドバイスを行う仕事です。クライアントの資産を守るためによりよいファイナンシャルプランを作ることが求められます。2024年度に予想される新規ポジション数は73,900となっています。
■7位:マネジメント・アナリスト(平均年収826万円)
会社が発展するための施策を作成したり、リサーチ、分析などを行ったりする仕事。2024年度に予想される新規ポジション数は103,400となっています。
■6位:コンピュータ・システム・アナリシスト(平均年収845万円)
クライアントの要望をもとに、開発者と協力してシステムを構築やデータ解析などを行います。日本では国家資格となっています。2024年度予想新規ポジション数は118,600となっています。
■5位:事務職員を監督するスーパーバイザー(平均年収519万円)
会社や行政で事務職員の管理や監督、調整を行います。2024年度に予想される新規ポジション数は121,200となっています。アメリカでは一般的に高卒以上が条件になっています。
■4位:ソフトウェア・アプリケーション開発者 (平均年収976万円)
コンピュータアプリケーションやプログラムの開発を行います。
プログラミング言語をはじめ専門知識が必要です。しかし、専門学校などに通って未経験から転職する人もいます。2024年度予想新規ポジション数は135,300となっています。
■3位:会計士&監査人(平均年収674万円)
会計帳簿の調査や分析などを行います。日本では公認会計士の受験者数が年々減っており、人材不足が指摘されています。
2024年度予想新規ポジション数は142,400となっていますが、日本ではさらに需要が見込めるかもしれません。
■2位:組織のマネージャー職(平均年収943万円)
組織で働く人たちをまとめたり、業務の計画や調整を行ったりします。
短期間で仕事を辞める人が多いなか、同じ組織で働き続けることはマネージャーなどのポジションを得られるというメリットがあるでしょう。2024年度予想新規ポジション数は151,100です。
■1位:登録看護師(平均年収681万円)
アメリカでは州の試験に合格した看護師はRN(Registered Nurse)といわれています。
これは日本の正看護師と同じです。日本の場合、看護師は離職率が高く、人手不足といわれてきましたが、看護学科を新設する大学が増えたため、将来的には人材が過剰になる恐れがあるという予想もあります。
アメリカでは2024年度予想新規ポジション数は439,300となっています。
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1位の「看護師」はアメリカと日本で少し事情が異なるかもしれませんが、医療の分野は今後ニーズが高まることは間違いないでしょう。
またコンピュータ関連は、どれだけ高いスキルを持っているかが年収を左右することになるでしょう。子育て中の人は、お子さんの職業選びのひとつの参考にもなるのでは?
(文/平野鞠)
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