完全主義にメリットなし!考え方は「80%できれば上々」が正解 (2/3ページ)
「不完全を認めるスタンスを持つ」ということが、過度の完全主義から脱出するポイントだというのです。
完全なクオリティを求めることだけがゴールではないわけです。だから、完全に仕上げなければ周囲から認められないという誤解にも、できるだけ早く気づくべきだといいます。
とはいっても、融通の利かない強迫的な考えを変えるのは決して簡単なことではないでしょう。そこで意識したいのは、目標をゆるめて、失敗を恐れない態度を持つこと。
仕事にしても完全だけを求めるのではなく、ある程度のところで「エイヤッ」と提出してしまう、そんな思い切りも必要だということ。何故なら100%を求めてイライラしていても、結果はあまり変わらないものだから。
■悩みや不安を脇に置く効果的な方法
では、具体的にどうすればいいのでしょうか?
この問いに対して著者は、「悩みや不安があっても、いったんそれは脇において、ほんの少しの間でも別のことを考えてみてはいかがでしょうか」と提案しています。
仕事のことしか考えられないような人だったとすれば、無理やりにでも温泉旅行の計画でも考えてみようということ。
仕事の悩みや不安以外のテーマで頭を使う時間を、少しずつ長くしていくという発想です。
往々にして、強迫的な人ほど型にはまることを得意とするため、悩みや不安以外のテーマを考える時間をパターン化するのは簡単だといいます。
悩みや不安を「脇に置く」ためのもっとも効果的な方法は、考えることも行動も、やりすぎないように80%で抑える訓練をすること。
常に100%を目指すのではなく、「80%できれば上々」だという思い込みを持つべきだというのです。
■80%主義はパレートの法則と同じ
「パレートの法則」をご存知でしょうか?
全体の20%のなかに重要なものが80%あるという経済理論。たとえば最新型のパソコンの機能のうち20%を使いこなせれば、本来の目的の80%は達成したと考えられ、他の80%の機能は知らなくてもいいという考え方。