パンク修理剤のように出血を止める薬が開発中! (2/2ページ)

FUTURUS

もしこの処置が免疫反応を引き起こすとしたら、副作用が出る可能性が高くなるからだ。残念なことに最初のテストでは免疫反応を引き起こしてしまった。

その後、さまざまな電荷の粒子を使って、免疫反応を起こさないものがないかどうかを調べた結果、電荷が中性のものがベストであることがわかった。しかし、その粒子にも問題があった。注射する前に、もう集まってしまいがちな傾向があったのだ。けっきょく、ナノ粒子を保管する溶液に、滑りやすいポリマーを加えることで解決したという。


■ 今後、人間の血液での実験へ

また、あわせて、ナノ粒子が摂氏50度まで安定した性質を保つように開発を行った。温度が上がる救急車の中や、蒸し暑い地域の戦場でも使えるようにするためだ。

今後は、人間の血液を使ったテストも行っていく予定だ。梗塞を起こすことがないよう、予定しない凝固が起こらないかどうかなども確認する必要がある。ラビック氏は、5年から10年以内には臨床で使える製品を開発できるのではないかという希望を持っているという。

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重大な外傷は、子供やヤングアダルトの主要な死因のひとつになっている。にもかかわらず、身体の内部の出血に関しては、医師がとれる選択肢は少ないという。こういった薬剤の開発で、不慮の事故で亡くなる若者が減るといい。

まったく余談だが、タイヤがパンクした場合、液剤を注入するタイプのパンク修理剤は、最後の手段と考えて、できればあまり使わないほうがいい。というのは、タイヤやホイールの内側にベトベトに付着し、その後にタイヤ交換をする際の作業が非常に大変になってしまうからだ。

【参考・画像】

※ Nanoparticles that speed blood clotting may someday save lives – American Chemical Society

【動画】

※ Nanoparticles that speed blood clotting may someday save lives -YouTube

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