心の退化が人生から愛を奪う 9月18日~22日 (3/4ページ)
古代、日本は「秋津島」と呼ばれていたそうですが、古いトンボの名は「秋津」。これは神武天皇が日本の姿を見て、「トンボのようだ」といったところからきているとか。
また、トンボは亡くなったひとの魂やその生まれ変わり、神さま仏さまの遣いであるとも信じられています。実際、ハグロトンボは一部の地域で「カミサマトンボ」と呼ばれ、田の神の化身とされています。さらにトンボは後退しないことから「勝虫」と呼ばれ、武将たちの間でトンボモチーフのものが流行したそうです。
もし弱気になっているときにトンボを見かけたら、「神さま仏さまがちゃんと見ていますよ」「弱気にならないで、勝ちにいきなさい」という愛情が込められたメッセージです。
風の色を感じよう
Photo by 株式会社ユーメディア
皆さんはこの時季の風に色があるとしたら、何色だと思いますか? 古のひとはこの時季の風に、「色なき風」という名前をつけました。中国から伝わった五行説で秋をさす色は「白」。その白を「色なき」にいいかえて「色なき風」。秋はなんとなくセンチメンタルになる季節。身に染むような秋風にぴったりの名前ですね。
私が執筆いたしましたお家で楽しめるデイリーおみくじ「福を呼ぶ 四季みくじ」には、「色なき風」というカードがあります。「大切なものは、目には見えません。心の目で見つめ、心の耳を澄ましましょう」というメッセージが込められたカードです。
皆さんは、言葉にできない思いを感じたことはありませんか? すごくかなしいとき、すごくうれしいとき、さまざまな思いが胸を交差するとき、秘めた思いを抱えているとき、ひとは言葉を失います。相手の立場に立って言葉にできない思いに心を傾けること、そばによりそう時間が、誰かとの心の距離を近づけてくれるんじゃないかなと思います。