サントリー4連勝&王者パナソニック2敗目。大活劇の深層は。 (2/2ページ)

ラグビーリパブリック

 後半5分、グラウンド中盤左端。相手ボールスクラムの脇を、WTB中靏に走られる。

 タックルを外された日本代表のSH田中史朗は、その直前、新人FL長谷川崚太とのやりとりが乱れたと悔やむ。FL長谷川はスクラムを離れてWTB中靏の位置を守る予定だったが、スクラムが外側に押し込まれて動けない。SH田中はこうだ。

「長谷川が(WTB中靏に)届かへんとわかったら僕がしっかりタックルに行っていたんですが、(それを報せる)声が聞こえなくて…。僕自身の問題でも、コミュニケーションの問題でもあると思います」

 ここで敵陣の深い位置で球を保持したサントリーは、PR石原の突進でだめを押すこととなる。24-3。

 SH流大主将はこうだ。

「この背景には、前半から相手にボディーブローを利かせていたことがあったと思います」

 パナソニックは丁寧な空間攻略で9分、13分と追撃も、結局、2敗目を喫した。今季は前年度までのプレーオフ制度がなくなり、リーグ戦だけで優勝が決まるが…。

(文:向 風見也)
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