【壊血病】大航海時代に多くの死者を出したのはビタミンC不足が原因!?

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その昔、人々が海に繰り出した大航海時代に多くの死者を出した病気をご存知でしょうか。

感染病や疫病ではなく、「壊血病」と呼ばれるビタミンC欠乏症によって船乗りは倒れていきました。

改めて知りたいビタミンの大切さとして今回は「壊血病」について医師に解説をしていただきました。 壊血病とは 壊血病はビタミンCの不足によって生じる病気で、ビタミンCの不足によって起こるものです。

ビタミンCはたんぱく質を作るアミノ酸を形成の際に必要であるため、ビタミンCの欠乏によってアミノ酸が足りなくなると、象牙質、コラーゲン、骨を構成する物質などを生成することが困難になります。

血管がもろくなって身体のあちこちから出血するようになったり、子供では骨が折れやすくなったり歯に異常をきたしたりすることになります。 壊血病による症状

大人の場合
少なくとも3カ月程度以上のビタミンCの欠乏によって、以下のような症状があらわれます。

■体重の減少
■身体に力が入らなくなる
■皮膚や歯肉、粘膜などから出血
■傷が治りにくくなる
■感染症にかかりやすくなる

子供の場合
特に生後半年から1年で以下のような症状があらわれます。

■軟骨や骨の付近での出血
■骨折や骨の形成不全
■歯の発生に問題 大航海時代に恐れられていた壊血病
大航海時代には、長い時間の航海を行うのに、新鮮な野菜やフルーツを運搬するために必要な冷蔵庫などの設備が整っていませんでした。

それによるビタミンC不足のため壊血病にかかる船員が非常に多く、歴史的に有名なバスコ・ダ・ガマの航海においても半分以上の船員が壊血病でなくなっています。

その後、解決策としては国によってお茶を飲むことを奨励したり、ライムジュースやキャベツの酢漬け(ザワークラウト)、唐辛子などを船員に摂取させたりするようになっていったということです。 壊血病の治療方法 ビタミンCの欠乏によって起こる壊血病は、現代ではそれほど頻繁ではない病気ですが、壊血病と診断された場合には、ビタミンCの投与が行われます。

ただ、長い間ビタミンCの投与を続けると、尿路結石を起こすことがあるので気を付ける必要があります。 現代でも起こりうる「壊血病」の生活習慣
人工栄養の赤ちゃんや、食事が極端に偏って野菜や果物が少ない方、ビタミンCの所要量が増える妊婦さんや授乳中の方などにも見られることがあります。

また、ヘビースモーカーの方もビタミンCを多く消費するので危険と言えます。 医師からのアドバイス 壊血病は、大昔の病気というイメージがあるかもしれませんが、現代でも数は少ないながらも存在し、特にほぼ外食やファーストフードのみの食生活をしている若い方などには決して無関係ではない病気です。

今一度、野菜や果物の摂取の大切さを見直していきたいですね。

(監修:Doctors Me 医師)
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