アルバイトで使える! 大学生が身につけておきたい正しい言葉遣いのポイント5選【学生記者】

学生の窓口

こんにちは、お茶の水女子大学1年のリサです。
大学生のみなさんはアルバイトをしていますか? 私のまわりの一年生でもバイトをする人が増えてきており、なかには人生初バイトの人もたくさんいますよね。私自身も7月から本格的に人生初のバイトを始めたのですが、最初はわからないことだらけで不安でいっぱいでした。そこで今回は、バイト初心者なら知っておきたい基本的なあいさつやマナーを紹介したいと思います。夏休みが終わって後期からバイトを始めようと思っている方、必見です。既にバイトを始めている方も、普段何気なく使ってしまっているあの言葉、どんな意味か正確に説明できますか⁈ わからずに誤用してしまってはいないでしょうか。この機会に正しい言葉遣いを身に付けましょう。

■「〜になります」の多用に注意!!

なる(成る/為る)とは「今までと違った状態・形に変わる」という意味なので、(お会計時に)「お会計は◯円になります」(商品を渡すときに)「お品物になります」は間違いです。「お会計は◯円でございます」「お品物でございます」と言うようにしましょう!

■「恐れ入ります」って……?「失礼致しました」との使い分けは!?

恐れ入るとは「相手の尽力や親切を心苦しいほどありがたく思う」の意味なので、お店側が望む提案を断られたときの返答には不適当です。セルフサービスのカフェで返却口にトレーを運んでくださったお客様に対して「恐れ入ります」は正しいですが、会計時に渡すお金を落としてしまったときに「恐れ入ります」は間違いです。「恐れ入ります」には謝罪の意味は含まれていませんので「失礼いたしました」と言うようにしましょう‼

■「〜からお預かりいたします」は間違い‼

「一万円からお預かりいたします」は広く使われているのでつい言ってしまいがちですが、間違いです。誤用されるようになった理由ははっきりせず、自然に広まったと考えられます。意味もわからずむやみに「から」とつけるのはよくありません、気を付けましょう‼

■「〜でよろしかったでしょうか」、なぜ過去形⁈

「ご注文は◯◯(商品名)でよろしかったでしょうか」もよく耳にするフレーズですが、直前のことに対して過去形を使うのは間違いです。どこか押し付けがましい印象を与えてしまいます。「よろしいですか」と言い換えましょう。

■「〜のほう」ってなに!?

セットメニューの注文を伺うときなどに「お飲み物の方いかがなさいますか?」、注文を聞き終えて会計に移るときに「お会計の方失礼致します」など、無意識に「方」とつけてしまう人も多いですが、これも不適切です。ぼかして敬意を表すると考えて使われることもあるようですが、本来の「方」にはそのような意味はありません。道を聞かれたときに「西口の方に進んでいただいて……」、セットのサイドメニューを確認するときに「(ポテトではなく)サラダの方でよろしいでしょうか」というように、「方」は「方角」や「複数ある中の一つ」を表すときなどに使う言葉です。

◆まとめ
いかがでしたか。今まで無意識になんとなく使っていた言葉が間違いだと気づいてハッとした人もいるのではないでしょうか。お客様に失礼にならないよう、また、自分が社会人になったときに変な言葉遣いをしてしまわないように、普段から正しい言葉遣いをするように心がけましょう。

<大学生のまずこれステップ>
1.バイトを始めて不安でいっぱいでも、正しい言葉遣いをするよう心がける
2.正しい言葉遣いを身につけて、お客様に失礼のない接客ができるようになる
3.社会人として働く時にも役立つ‼

文・リサ

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