コミュニケーション力が磨かれる! 大学生から手話を勉強するメリット【学生記者】 (2/3ページ)
◯相手に合わせ、言葉を選んで話すようになる
健聴者の普段の会話を手話に翻訳する際には、できるだけ簡易な表現に置き換える必要があります。これは、全ての口語表現に対応した手話表現が存在するわけではないのと、手話においては二重否定などの複雑な表現は好まれないためです。わかりやすく言い換えることは、小さい子どもやお年寄りと話すときや、人に何かを教えるときなど、様々な場面で必要になると思います。世の中にはいろいろな人がいて、それぞれに合わせた言葉の選び方があるということを、手話を通して学ぶことができるのです。
◯日本の文化や歴史を知ることができる

ほとんどの手話表現には由来があり(一部由来不明のものもあります)、日本の文化や歴史を象徴する表現が多くあります。例えば都道府県名をあらわす手話の中には、その県の名産品や名所などが表現の由来になっているものがあります。例えば、「秋田県」の場合、秋田県の名産である「ふき」の葉をイメージしたジェスチャーで表現します。他にも、おもしろい由来のものがたくさんありますよ。
例)
・愛知県:城(名古屋城のしゃちほこを表す)
・岐阜県;鵜(岐阜は鵜飼が有名なので、鵜を表す)
・岡山県:い草(岡山県は畳の生産が有名なので、い草を表現する)
・広島県:神社(厳島神社の鳥居を表す)
・佐賀県:角帽(早稲田大学を創った大隈重信の出身地であることから、角帽を表す)
このように表現の由来を知ることで、日本各地の文化や歴史まで知ることができます。