目が見えなくても画面が「見える」?進化する人工知能と視覚の世界がすごい! (2/2ページ)

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目が見えなくてもディスプレイを「見る」ことが可能に!? 視覚補完の新技術
目の見えない人がデジタル世界にアクセスするための新技術も、人工知能の活用によって急速に発展しています。たとえばフェイスブックは、画像認識技術をメモリネットワーク(MemNets)と組み合わせる方法に挑戦しています。

これは「ビジュアルQ&A」と名づけられた方法で、写真にうつっている内容を人工知能がくわしく説明してくれるというものです。さらに、抽象化された情報を解釈することができるネットワーク(CNN、Convolutional Neural Network)をディープランニングに追加することで、言語と映像を同時に理解することが可能になっています。

また、視覚を補完するアプリも登場しています。アメリカのアイポリ社が開発した「アイポリ(Aipoly vision)」は、スマートフォンなどにインストールすると目の前のものや状況を分析し、音声で説明してくれるというものです。

アイポリ(Aipoly vision)は約5000のタイプの状況を説明することができるうえに、たとえば家の中など離れている場所の状況を把握し、監督することも可能です。アイポリ社はさらなる人工知能の能力拡大を進めており、今後も目の見えない人にとってより役立つアプリや技術の開発が期待されています。

【番外編】もうコンタクトは不要? 見る対象に「メガネをかけてしまう」新技術
最後はちょっと番外編で、ディスプレイを使った視力矯正の技術をご紹介します。これはMIT(マサチューセッツ工科大学)の研究者が開発したディスプレイで、人工知能を活用したものではありません。しかし、「見る側(人間)」ではなく「対象物」にメガネをかけてしまう、というユニークな発想が話題になっています。

このディスプレイは、メガネなしで3D画像を見せる技術のバリエーションだそうです。3Dディスプレイが左右の目に少しだけ異なる画像を投影するのに対して、この視力矯正ディスプレイは、瞳の異なる部位に対して少しだけ異なる画像を投影します。そのようにして、眼球の中の「ピンボケ」を補正してくれるのです。

この技術を使えば、スマホなどはもちろん自動車のスピードメーターやカーナビも、メガネやコンタクトレンズなしで鮮明に見ることが可能になります。しかも、矯正の度合いはソフトウェアで調整すればいいだけなので、ユーザーの視力の特性に合わせたものが作れるのです。ディスプレイで矯正するというシステムのため、現状では遠視や老眼のユーザーがメインになりますが、今後さらに開発が進むことが期待されています。

いかがでしたか? 人工知能の進化は、私たちの視覚に大きな変化をもたらしています。その急速な発展から、今後も目が離せませんね。
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