日テレ「笑点」高視聴率でも笑えなかった“寒~い”フトコロ事情 (2/2ページ)

アサ芸プラス

『笑点』と似たような傾向を持っているのが『大相撲』。購買力を持っていない層しか見ないという背景があって、『笑点』のCM枠は、他の番組に比べるとかなり安く、実は、赤字にはなっていないというくらいのレベルなのです」(前出・日テレ関係者)

 5月には、勇退した桂歌丸(80)に代わって、春風亭昇太(56)が大喜利の司会となり、林家三平(45)が新メンバーとなった。その目的はメンバーだけではなく、視聴者の若返りにもあったという。

 現在、「笑点」には、「笑点 特大号」「笑点デラックス」という派生番組がある。いずれも「BS日テレ」で放映されている理由もまた、視聴者の高齢化にあるという。

「設備にお金のかかるBSは、高齢者しか見ていないんです。若い人はそのお金がないので、BSはほとんど見ません。ということで、『笑点』はBSにマッチしているんです。ちなみにBSの『笑点』は『龍角散』の1社提供です」(前出・日テレ関係者)

「BS」と「NHK」は高齢者との親和性が高く、民放のBS番組は、ほぼ高齢者向けになっているという。

「多くの番組がWeb展開をしますが、『笑点』は力を入れていません。視聴者がWebを見ないので。こうなると、派生商品をネットで大量販売という仕組みも考えにくい。局としては『看板』ということで、終了はできません。しかし、視聴者の世代を若返らせなければ、いつ『打ち切り』と言われてBSに引っ越ししても、おかしくないのです」(前出・日テレ関係者)

 そう遠くない日に、日曜夕方5時半の“座布団”は没収となる!?

「日テレ「笑点」高視聴率でも笑えなかった“寒~い”フトコロ事情」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2016年 9/29号林家三平春風亭昇太桂歌丸笑点エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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