ネットで歌ってた子がアイドルステージに立つまで:瀬名あゆむ連載62 (3/4ページ)
夢乃 あと、自分以外のアイドルキャストの女の子たちと歌えるのもすごく楽しいです。それにあの私、実はあまり友達がいなかったんですよ……。
瀬名 うんうん。
夢乃 でも『にっぱち』(2ねん8くみ)に入ってから友達が……いろいろ本音で相談できたりする友達がいっぱいできたんです。もう友達っていうか仲間、そう仲間ができた。そういう人間関係が築けたことが一番嬉しかったかもしれないです。
瀬名 それは運営としてもすごく嬉しいことだよ。仲間って、なにかを一緒に一生懸命やることで生まれるものだからね。それでね、夢乃ちゃんは『千葉校』にキャストで入店して1年後に選抜グループ・Asteriskに加入したワケだけど、それももしかして「仲間」がキーワードだったりするのかな?
夢乃 あ、そうかもしれない。にこちゃんとかあいみちゃんが選抜で頑張ってるの見て、最初はすごいなぁと思ってるだけだったんです。でもそのうち、ちょっとずつ「私もやってみたいかも……」と思うようになっていって。でもやっぱり全然自信がなかったんです。私はお店のステージで歌ってるだけで幸せだし、これでいいやって。でもやっぱりやってるうちに外部のステージでも歌ってみたいって思うようになってきて。そうしたら……
瀬名 そうしたら?
夢乃 にこちゃんとあいみちゃんが「私たちも夢乃ちゃんと一緒に外のステージに立ちたいと思ってるよ」って言ってくれたんです。もう、そう言ってくれたこと、その気持ちがとっても嬉しくって。
瀬名 仲間が言ってくれた言葉だもんね。
夢乃 はい。だからそう言ってくれた気持ちに答えたいなって思ったんです。あと、お客さんたちがかけてくれた言葉にも押されました。「夢乃ちゃんは〝課外授業〞には出ないの?」「課外授業で歌ってる夢乃ちゃんを見たいよ」って。課外授業っていうのはにっぱち用語で外部ライブのことなんですけど。