しぶとく日本でプレーする 韓国人チング(友だち)FW (3/3ページ)

ラグビーリパブリック

「ドコモよりもシンプルで僕に合っている」。スクラムを押し、ボールをもらうと走る。そしてタックルする。高度化された現在のラグビーでも基本を忠実にやり遂げようとする釜石ラグビー。そして今季は「TLに昇格するためにチームに尽くすこと」(許)だ。

 釜石の日本代表レジェンドFW伊藤剛臣らから「昔の日韓戦の話を聞きます」という。実は久しぶりに今春、韓国代表復帰の話が届いたが「移籍したばかりなので釜石のチームの一員になるために断りました」。

「本当はドコモでラグビー人生を終えて引退したかった」。だが釜石で次の目標を決めた。「35歳までラグビーをプレーする。35歳は2019年ワールドカップの年。釜石でも試合があるし、試合を観たいですね」。一方で、韓国代表へ復帰し、地元のファンの前でワールドカップ初出場を決めた韓国が試合をする姿(それは釜石代表でもある)を見せたい。

 関西から釜石には1人でやって来た。独身生活を送っている。夫人が日本IBM戦の前週に韓国で3人目の子どもを出産した。家族を支えるプロ選手の父親は「頑張らないといけませんね」と笑う。

(文:見明亨徳)

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釜石で35歳までプレーすると語った許(撮影:見明亨徳)
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