【レビュー】マーベル×Netflix、クライム・アクション作品にぴったりの黒人ヒーロー「ルーク・ケイジ」 (2/3ページ)
もともと、"ルーク・ケイジ"自体も、1972年に「Luke Cage, Hero For Hire (雇われヒーロー:ルーク・ケイジ)」というコミックスでデビューしており、この70年代は、映画『黒いジャガー』(71)に代表されるような、いわゆる都市部の黒人の観客に向けた、黒人が主役の映画...ブラック・パワー・ムービー(アメリカではBlaxploitation Movieと言うそうです)が流行していました。なお、『黒いジャガー』は2000年にサミュエル・L・ジャクソンでリメイク、悪役をクリスチャン・ベールが演じています!(ニック・フューリー VS バットマン<笑>) マーベルもその影響を受けて、黒人が主役の、都市型犯罪アクション系のコミックスを出した。それが"ルーク・ケイジ"だったようです。
僕とルーク・ケイジの出会いは、スパイダーマンのコミックスです。スパイダーマンを憎むジェイムソン編集長が、金でヒーロー稼業を務めるルークにスパイダーマン退治を頼む...とまあそういう話でした。なので僕はパニッシャー同様、ずっとスパイダーマンからの派生キャラと思っていましたが、独立したヒーローだったわけです。後にルーク・ケイジは、スパイダーマンと共にアベンジャーズ入りしますが。ルーク・ケイジはジェシカ・ジョーンズの恋人でもあり、またパワーマンともよばれ、アイアン・フィストというヒーローともタッグを組んでいました。
NETFLIXは、13話のTVドラマというより、13時間の映画的な作りをしているので、「デアデビル」のシリーズが13話かけて、最後のエピソードであのコスチューム姿になったように(笑)、ルーク・ケイジがヒーローとして覚醒していくまでを描いています。ただ改めて思ったのは、やはりルーク・ケイジってクライム・アクションものにピッタリのヒーローだな、と。
というのも彼の能力は人体実験で得たものなんですが、怪力とそして銃弾をも跳ね返す強靭な皮膚なのです。したがって銃をものともしない身体と腕っぷしで相手を倒していきます。そうなるとルーク・ケイジの見せ場を作りやすいのは銃を持った相手との肉弾戦なのです。