天才テリー伊藤対談「永野」(2)ネタは昔からもう個性的なんだね! (2/2ページ)
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週刊アサヒ芸能 2016年 9/29号
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永野
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テリー伊藤
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芸人
テリー アハハハ、確かにそりゃ不安になるな。
永野 それで20歳ぐらいの時に意を決して、太田プロのお笑いライブのオーディションに行くんです。そしたら、いきなり合格しまして。
テリー へえ、すごいじゃん! その時はどんなネタだったの?
永野 それが、今とまったく変わらない感じでして。「ファッションショーでございます」っていう自分の声を重ねたプリンスの曲をカセットテープで流しながら、おもしろい服を着るだけっていう。
テリー アハハハハハ、昔から独創的だな。
永野 と言っていただくとカッコいいんですけどね。今になって考えると、よく殴られなかったなと思います(笑)。
テリー で、肝心のライブはどうだったの?
永野 ネタ見せの時はすごくウケたんですけど、いざ舞台に出たら、お客さんに「気持ち悪い」って言われまして‥‥結局、太田プロのライブには2回出させてもらったんですけど、3回目のネタを見せに行ったら、「今度お笑い学校を始めることになったから、あなたは今後、そちらに通ってください」と言われました。
テリー ああ、ライブで結果が出せなかったから。
永野 それで、次はホリプロのオーディションに行くんです。
テリー で、それも受かっった?
永野 ええ、でも合格の理由は「ネタはおもしろくないけど、何となくキャラクターが気になる」でしたから。何にもすごくないんですよ(笑)。太田プロの件があったので、僕としては必死にしがみついていたんですけどねェ。