【賛否両論の新技術】“3人のDNAを持つ赤ちゃん”がメキシコで誕生
今、世界中で賛否両論を巻き起こしている新技術が話題となっています。
その技術とは、“3人のDNAを含む受精卵を作製”し、それを見事に誕生させたアメリカ科学者チームの研究です。
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世界初!3人のDNA持つ赤ちゃん誕生

出典: photo AC
この赤ん坊が生まれたのは日本から遥か遠いメキシコの地。
とあるヨルダン人夫婦が「リー症候群」と呼ばれる遺伝性の神経系障害による不妊に悩んでいたのですが、今回の技術を使って見事に夫婦の下に子どもが誕生し、現在もその健康状態は良好だと報道されています。
倫理的にこんなことをしてもいいのか?
メキシコで3人のDNAを持つ赤ちゃんが誕生したニュース。
— アルカリ温泉 (@AlcaliOnsen) 2016年9月28日
人間ごときがその領域に踏み込んでいって良いの…?生命の誕生を操作するというのはタブーなのでは…。倫理観とか抜きにして、怖く感じる。
ある意味ハガレンにおける人体練成に近いものがあると思う。
出典: Twitter
人間の操作によって”3人のDNAを持つ子ども”が生まれたというのは、世界的にも画期的な技術ですが、世間からはかなり問題視されています。
以前から世界中で遺伝子を選択し、父母が好む目や髪の色といった特定の身体的特徴を持つ子ども(デザイナーベイビー)を生む確率を上げるという技術が、技術的にも倫理的にも問題視されていました。
今回の技術にも、やはり「人道に反している」という声が多くあがっています。
今回のは“遺伝子操作”とは少し違う
ミトコンドリアDNA突然変異症を防ぐために、3人の遺伝子を継ぐ措置を受けた子供が初めて生まれたと RT
— 冬斗(還流、不在の痕 出てます) (@Wintzer) 2016年9月28日
ううむ、母親の遺伝子から疾患部分を切ってドナーの卵子の中に入れたと書いてあるけど、それでドナーの遺伝子も継ぐんだ?
出典: Twitter
しかし、今回の技術は実は“遺伝子操作”とは少し違った趣向の技術です。
「リー症候群」は、ミトコンドリアDNAが原因となって起こる突然変異のため、今回は“紡錘体置換法”と呼ばれる技術を使い、母親の卵子から核を抽出。
卵子提供者の卵子に移植した上で、母親の核DNAと提供者のミトコンドリアDNAを併せ持つ卵子を作製し、父親の精子で受精させたのです。
では、この新技術に対するTwitterでの反応を見てみましょう。
〜Twitterの反応〜
3人のDNAを持つ赤ちゃんが生まれていたらしい。母親の遺伝的病気のため人為的に処理をし、人工授精で生んだそうだ。出来る技術はすごいが、やっていい事なのか疑問だ。世の中お金ってのも感じられてなお嫌だ。
— sio (@miwazuki) 2016年9月28日
出典: Twitter
やはり、卵子に何かしらの処置を施して人工授精させるという点に議論は集まっており、技術としては画期的だとわかっていても、倫理的に間違っているという感覚を持っている人が多いようです。
3人のDNAを持つ子どもか。遺伝子操作してると言えばそれまでだけど、なんか漫画とか読むと種を残すということに人の本来の姿を変えてでもみたいな表現があるものが多い。そういった意味ではありなのかなと思う。それが一般化するとなると話は別だけどもね。でも、単に否定できないなと思う。
— お気楽生活 (@yuano0901) 2016年9月28日
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今、現代に生き残っている動物たちは、自分たちの種を残すためにさまざまな手を尽くしてきたからこそこの世界で生きています。
そのため、倫理的にはどうであれ、新たな種を残す方法としては「ありなのでは?」という声も。
ミトコンドリアだけ他人なのか。でもそれって「3人のDNAを持った」と言っていいんだろうかね( ・p・)
— 七代目涙腺ガバ㌠ (@seventh81) 2016年9月28日
出典: Twitter
今回の報道では、“3人のDNA”というワードが1人歩きをし、新しい不妊治療法が良くない方向に捉えられてしまっています。
この技術は、事実としては“異常のある部分”を“正常なもの”で代用したということになるため、「非人道的だ」と一方的に批判を浴びせてしまうのはいかがなものかという意見もあるかもしれません。
この問題の焦点は、生まれた子どもの経過が今後どうなるのかというところになりそうです。
もしかしたら、この技術が遺伝子異常による不妊に悩んでいる数多くの人たちの悩みを解消し、たくさんのところに喜びを運んでくれるかもしれません。