苦しまずにあっさりと…「ピンコロ往生」こうすればできる!(1)「ピンコロ死」と「突然死」は違う (2/2ページ)

アサ芸プラス

 季節でいうと、年末年始とお盆前後にピンコロ往生を遂げるお年寄りも多い。

 東京都内で夫とガソリンスタンドを経営していた女性・Kさん(90)。スタンドを息子に譲ったあとは、1人で銀座のレストランを食べ歩きするなど元気そのもので、ヘビースモーカーでもある。年の初めに息子夫婦や孫と熱海旅行をするのが恒例で、大みそかには孫たちにお年玉を渡し、旅行の準備も全て済ませた元日の朝、熱海ではなく、あの世に旅立っていった。心不全だった。病院関係者がコッソリと明かす。

「年末年始やお盆は病院も休みに入っていることが多く、緊急の処置が手薄になるんです。ふだんの救急態勢とはだいぶ違いますね」

 つまりは、手薄な応急処置が間接的な要因となってピンコロ死に至る。倒れる病人側の問題ではなく、外的要因によるものなのだ。

◆山中伊知郎(健康ジャーナリスト) 1954年生まれ。著書に「ぽっくり往生するには」(長崎出版)など。友人たちと「ぴんころ倶楽部」なる団体を設立し、ピンコロ往生を実現した人たちのエピソードを集めたブログ「ピンコロ往生伝」を運営。10月4日(火)に新宿・ゴールデン街「ビッグリバー」にて午後7時から「ピンコロ往生を語る会」開催。どうすればピンコロ往生できるかを、徹底的に語り合う。参加者募集中。

「苦しまずにあっさりと…「ピンコロ往生」こうすればできる!(1)「ピンコロ死」と「突然死」は違う」のページです。デイリーニュースオンラインは、山中伊知郎ピンコロ往生ぽっくり往生するには週刊アサヒ芸能 2016年 10/6号終活社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
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