耐久性のある超撥水コーティングの実現で自動車のワイパーがなくなる? (1/2ページ)
source:http://www.anu.edu.au/news/all-news/new-material-to-revolutionise-water-proofing
これだけ科学技術が進んでいるのに、自動車のワイパーの原理は20世紀初頭からほとんど変わっていない。なんとかならないものか、と思ったことがあるひともいるだろう。ところが、もしかしたら近い将来、本当にワイパーがなくなってしまうかもしれない。
水をまったくよせつけない超撥水のコーティングで、耐久性のある安価なものをオーストラリア国立大学の研究チームが開発したようだ。同大学のウェブサイトで紹介されている。
■ 超撥水は耐久性が課題だった
じつは、ワイパーがいらないほど水をよせつけない自動車の窓用コーティング剤というのは、すでに市販されている。ただ耐久性はきわめて低く、すぐ効果が落ちてしまうため、かなり頻繁に塗り直さないといけない。自動車からワイパーを駆逐してしまうようなものではない。しかし、今回発表された撥水コーティング剤は、その耐久性の問題を解決しているようだ。
この保護コーティングを使えば防水携帯電話が可能になり、飛行機に氷が付着することを防ぐことができ、ボートの船体の腐食も抑えられるという。
「表面はナノ粒子の層でおおわれることになります。そこでは、まるで熱せられたバーベキューの鉄板の上のように水が滑り出て行きます」と研究チームのWilliam Wong博士はいう。水も、ブロックも、さまざまなものが水を弾くその効果はなかなか印象的だ。下の動画を見てみてほしい。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=a8VDzrgGPcg]
■ 2種類のポリマーが強さの理由
このチームが耐久性の高いコーティングを実現できたのは、タフなものと柔軟なもの、2種類のプラスティックを結合させることができたからだという。「別の素材から作られた2種類のプラスティックが、漁網のようにお互いに織り交ぜられているのです」とWong博士は説明する。