【英】血液中のHIVウイルス完全除去に成功!エイズがなくなる日も近い!? (1/2ページ)
2016年10月3日(月)英国の研究チームが、血液中からのHIVウイルス完全除去に成功したというニュースが報道されました。
研究内容としては、HIV感染症の新しい治療法を治験として行い、50人の患者のうち1人の身体からHIVウイルスの消滅が確認されたということです。
今回の大発見によって今後世界にどのような影響を与えるのでしょうか。医師に解説をしていただきました。
HIVウイルスとはHIVウイルスは、日本では俗にエイズウイルスなどと呼ばれることもあるもので、私たちの身体の免疫に非常に大切な役目を持つTリンパ球やマクロファージなどに感染し、身体の免疫機能を著しく低下させてしまう状況をつくりだしてしまうものです。
このウイルスに感染し、AIDS(後天性免疫不全症候群)を発症してしまうと、通常はかからない菌やウイルスなどに日和見感染してしまう恐れがあります。 従来の治療「抗レトロウイルス療法」
何種類かの抗レトロウイルス薬を組み合わせることによって、HIVウイルスの体内での増殖を抑制する治療法。
欠点
HIVに感染後、潜伏している細胞に対しては効果が乏しい。今回研究された新しい治療法今回研究チームよって、効果が確認された今回の新しい治療法は、以下の2つの段階により構成されます。
1:まずワクチンを使用
まず、HIV感染患者さんにワクチンを使用して、体内にあるHIVに感染した細胞を取り除く。
2:新たに開発された「Vorinostat」と呼ばれる薬を使用
HIVに感染しているT細胞の機能を活性化し、患者さんの身体に本来備わっている免疫機能を賦活させることによって、HIVを攻撃し消滅を図る。