歌舞伎役者たちの“芸の肥やし”を振り返る (2/2ページ)
■坂田藤十郎
歌舞伎界の事件でも、もっとも世間に衝撃を与えたのが1994年に人間国宝にもなった坂田藤十郎だ。1958年に当時、女優であった扇千景と結婚していたが、2002年に京都の舞妓とホテルで密会し、バスローブをはだけて、自身の陰部を露出させたことが週刊誌にスクープされてしまう。この時、藤十郎はなんと70歳。人間国宝のスキャンダルに世間は驚いたが、妻の扇千景は、「彼は芸人ですから、女性にモテない夫なんてつまらない」とコメント。また、記者会見で本人は「私が元気だってことを証明するみたいで」と発言して、「日本の男性たちもみんな頑張ってほしいね」となぜかエールを贈った。
最近では“芸の肥やし”には世間から大きなバッシングを受ける時代になってしまった。梨園での常識も今後は変わっていくのかもしれない。