いくら腹筋をしてもお腹がへこまない!【ぺたんこお腹】を作る習慣って?
お腹のたるみが気になる。くびれのあるウエストになりたい。女性が痩せたい体の部分として、一番気にしている人が多いのがお腹まわりです。
「ぽっこりお腹をどうにかしたい!」というときにまず真っ先に頭に浮かぶのは腹筋運動ですよね。しかし頑張って腹筋運動をしているのに、全く効果を感じられないと思ったことはありませんか?
実のところ腹筋運動は、お腹痩せに効果的な運動とは言えないそうです。
腹筋運動の効果とは?
腹直筋、腹斜筋、腹横筋などお腹にはいろいろな筋肉があります。一般的な腹筋運動で鍛えられる筋肉は腹直筋というお腹の一番外側にある筋肉だそう。腹筋運動によるトレーニングで腹直筋を鍛えすぎると、脂肪の上にさらに筋肉を重ねることになってしまうのだとか。
腹直筋は鍛えるほどに厚みが増し、盛り上がってくることもあるそう。腹筋運動をしすぎるとお腹をへこませるどころか、さらにお腹の厚みを増してしまう可能性もあるというのは、ちょっと怖いですよね。
腹筋は、お腹の筋肉を鍛えるのにはもちろん効果的です。シックスパックのように割れた腹筋に憧れるという方が腹筋を鍛えるのにはいいのですが、一方でお腹の贅肉解消には役立たないとも言われています。
どうして腹筋運動ではお腹がへこまないの?
お腹が出ている主な原因は、内臓脂肪と皮下脂肪です。この脂肪を減らさないことには、いくらお腹の表面に筋肉をつけてもぽっこりお腹の解消にはつながらないのだそうです。お腹をへこませるには、腹直筋ではなくお腹の内側にあるインナーマッスルを鍛える必要があるのだとか。
また、インナーマッスルが衰えていると内臓を支える力が弱くなるので、内臓が本来あるべき位置から下がってしまうことがあります。これがぽっこりお腹の原因になっているという方もいます。この場合、インナーマッスルを鍛えて内臓が本来の位置に戻れば、ぽっこりと出たお腹も自然と引っ込むそうですよ。
また、インナーマッスルを鍛えると代謝が上がるため、お腹まわりの内臓脂肪が燃焼しやすくなる効果も期待できます。
ペタンコなお腹を手に入れるにはどうすればいいの?
炭水化物を減らす
過剰に摂取した炭水化物は内臓脂肪となって、お腹まわりについてしまうそうです。これがぽっこりお腹の大きな原因の一つ。とはいっても炭水化物は体に必要な栄養素でもあるので、全く摂らないようにするのは健康上よくありません。
いつもよりご飯の量を少なくする、1日3食炭水化物を食べていたのであれば1日2回にするなど、無理のない範囲で炭水化物の量を減らすことを心がけてみましょう。また、スナック菓子や甘いジュース、ビールなども内臓脂肪の原因となりやすいそうですので、控えるようにしましょう。
ながらエクササイズでインナーマッスルを鍛える
毎日の生活の中でできる「ながら」エクササイズ、ドローインを取り入れてみましょう。やり方は簡単で、お腹をぐっとへこませてその状態をキープするだけです。はじめは10秒からスタートして、30秒、1分とキープする時間を延ばしていきましょう。
ドローインエクササイズは立ってやる方が効果的だそうです。電車に乗っているときやテレビを見ながらでもできるので、普段の生活の中に取り入れて習慣になるようにしてみてください。
正しい姿勢を心がける
正しい姿勢を心がけていると、自然とインナーマッスルが鍛えられます。オフィスで仕事をしているときや食事中など、普段から背筋をピンとさせインナーマッスルを鍛えるようにしましょう。
はじめのうちは正しい姿勢をキープするだけでもかなりつらいですが、インナーマッスルが鍛えられると自然と正しい姿勢をキープできるようになります。
ぽっこりと出てしまったお腹をへこませるには、正しい姿勢を意識して、炭水化物を減らし、インナーマッスルを鍛えるのが効果的だそうです。
余裕があれば、内臓脂肪の解消に効果的と言われているウォーキングなどの有酸素運動も取り入れてみましょう。腹筋運動ではなかなか効果を出せなかったという方は、是非試してみてください。
参考:Newsweek