北朝鮮に「ビデオボックス」があった (2/3ページ)
だからと言って『帰れ』とは言えないので、代わりにポルノビデオを見せる」
北朝鮮で韓国ラジオを聴いたしかし、保安員は「みかじめ料」を受け取った上で、外国映画を見せろと要求してくるのだという。外国からの情報を取り締まる立場の人間が、むしろ積極的にそのような情報に接しようとしているのだ。
続いてISFINKは、脱北者や現在北朝鮮に住んでいる人の証言を引用し、映像コンテンツのみならず、対北朝鮮ラジオ放送が重要であることを強調した。
平壌出身で現在は韓国に暮らすチェ・ソングクさんは、ノートテルで韓国の映像コンテンツに初めて接した時のことを、次のように回想した。
英公使の脱北も知っている「韓国のラジオを初めて聞いた瞬間、頭の上から足の先までスッキリするような感じを受けた。海外からの情報は単なる情報ではなく、人生の解けない問題を解いてくれるようなものだった。北朝鮮がいくら独裁政治、恐怖政治だと言っても、人民の変化に合わせて政権も変化せざるを得ない」
また、平安南道(ピョンアンナムド)の住民は、北朝鮮で韓国や米国のラジオ放送がいかに聞かれているかについて、次のように語った。
「英国から誰か(テ・ヨンホ公使)が亡命したニュースもラジオで聞いた。今では誰でも聞いている(から取り締まりが緩くなった)。人々と話をしていると、ラジオで言っていた話題が出ることを考えると、ほとんどの人が聞いているようだ」
スマートフォンでK-POPさらに、両江道(リャンガンド)出身の脱北者のキム・ヒョンスさんは、韓国のラジオを初めて聞いたときのことを次のように思い起こした。
「友達を通じて韓国のラジオを初めて聞いた。北朝鮮の放送でかかる音楽は100%が指導者を褒め称えるものだ。韓国の音楽はとても自由で、心や暮らしに合ったものだ。だから一度聞けば何度でも聞きたくなる。また、とても勉強になる。」
海外に派遣されている労働者の一部は、スマートフォンでネットにアクセスし、対北朝鮮ラジオ放送を聞いている。海外派遣後に脱北したチョン・ギチョル(仮名)さんは次のように語った。