正しい入浴方法は何度で何分間? 専門家の意見は

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生活の中で手軽で身近なリラックス方法といえば入浴。だが、近年は間違った入浴法は場合によっては体に良くないと医学的にも判明しています。2016年3月21日放送「スッキリ!」(日本テレビ)では、疲労回復や美容に最適なお風呂の入り方を扱いました。

番組では、温泉療法を專門に研究している東京都市大学人間科学部の早坂教授を訪ねました。早坂教授は内科医でもあり、最近は温泉だけでなく日頃の入浴が体に与える影響を医学的に研究しているといいます。早坂教授によると、湯の温度が1度違ったり、入浴する時間が1分違うだけでもかなり差が出るそう。疲労を取るには40度のお湯で15分間浸かるのがいいそうです。

さらに、疲労回復にもってこいの入浴方法として、フタを閉めてサウナ状態にするよりも温めたり冷ましたりを繰り返すのがよいと話しました。筋肉に溜まっている乳酸が血液の流れで肝臓に運ばれることによって、エネルギーの元へと変換されると最近わかってきたそうです。42度のお湯で3分間体を温め、風呂を出て手足に水を20秒間かけるのを2回繰り返すのがいいでしょう。お湯をためずにシャワーで済ませる場合は、桶などに熱めのお湯をため、足湯のようにしてシャワーを浴びると全身の血行が改善して疲労が回復しやすくなります。

また、美肌に効果アップの入浴法も。早坂教授は、基本は入浴時間は長くする必要はなく、10分でいいと語っています。温度は高めにして42度で10分間が美肌によく、長時間入っていると皮脂が必要以上に取れてしまい、乾燥してしまうそうです。また、入浴中に緑茶を飲むと美容の効果があがり、カテキンがシミやシワなどの老化の原因を撃退してくれる効果が7倍もアップしたという研究結果があると紹介。


入浴と睡眠にも深い関係があります。質の良い睡眠を取るためには、お風呂を出てから寝るまでの時間がとても重要。お風呂を出てから寝るまでの時間は2時間ほどあけるのがおすすめ。お風呂に入ると体の深部体温が上昇し、高いままだと寝付きが悪くなるのでそれぐらいの時間をあけたほうがいいのです。

いかがでしたか? 間違った入浴方法を実践していると、体にいいどころか悪影響を及ぼしてしまうことも。正しい入浴方法で生活の質を向上させましょう!



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