少しでも安く使いたい! 特急・新幹線運賃の割引テクニック

学生の窓口

実家から離れて生活している学生なら、長期休みや週末を利用して帰省するという方も多いと思います。公共交通機関を利用する方がほとんどだと思いますが、長距離の移動はそれだけチケットが高額になるため、けっこう痛い出費になりますね。交通費だけで結構な金額になってしまうと、お土産を買うこともできないし、移動先で使えるお金が減ってしまって嫌なことばかり。でも、チケットを購入する時期や学生限定の割引サービス、JR各社が出しているプランを利用することで少しでも交通費が安くなることもあります。今回は様々な割引サービスについて紹介します。【学割で購入できるチケットと買い方】

新幹線のチケットを学割で購入するためには、自分が所属している学校が発行してくれる『学生・生徒旅客運賃割引証』(学割証)が必要になります。学割証が無くても学割で購入できたという話を聞いたことがあるかもしれませんが、それはJR以外の私鉄などの場合だと思われます。JRで学割を受けるためには必ず学割証が必要になります。学割は片道101km以上のJR線を利用する場合に適用される割引です。新幹線もこれに含まれます。小学生はそもそも子供料金なので、学割は適用されませんが、中学生以上の学生なら、専門学校などでも学割の対象となります。大学の講義を聴講しているだけの学生は対象外となっているようです。

学割が適用されるのは運賃のみで特急料金は対象外です。学割が適用された場合2割引で購入することができますので、新幹線に乗る場合は全体で12%程度の割引を受けられることになります。グリーン車やグランクラスといった咳も利用できますが、こちらも割引は適用されず定価での購入となります。

JRには往復割引というサービスがあり、片道601km以上の場合は、運賃が1割引となります。これは学割との併用が可能で、併用した場合、全体の運賃が28%ほど安くなります。
学割でチケットを購入する時は、学校に発行してもらった学割証を持ってJRの窓口に行き、学割証を提示した上で利用したい区間や列車名を伝えます。インターネットや券売機では学割が適用されたチケットを購入することはできないので、注意が必要です。
金券ショップなどで売られているチケットと学割が適用された場合のチケットはどちらが安いか、よく議論されることがありますが、乗れる列車に制約がある金券ショップのチケットと、乗る列車を自由に選ぶことができる通常の学割チケットでは、金額以外の点も考慮した上で比較検討しましょう。

【早期予約で安く購入できる方法】

JR東海が発売している『ぷらっとこだま』エコノミープランなら、安く新幹線に乗ることができる上にワンドリンク引換券がセットになっていて、グリーン車も利用することができます。プラン、となっていますが添乗員などは同行しませんので通常のチケットと同様に利用できます。

どのくらい割引になるかというと、たとえば新大阪から東京か品川まで行く場合通常は13750円ほどかかる運賃が、ぷらっとこだまのエコノミープランを利用すると10000円で行くことができます。繁忙期でも2450円ほどの割引を受けることができます。グリーン車を利用する場合は、同じく新大阪から東京か品川まで行く場合は18390円ほどの運賃が、ぷらっとこだまのエコノミープランを利用すると11500円で行くことができます。この差額は実に6800円以上にもなります。ただし、このチケットは当日購入は出来ず、遅くとも前日までに購入しないといけません。インターネットで購入する場合は、5日前までとより期限が厳しくなっています。しかもこれだけ安くなるためか人気のチケットのため、区間によっては予約で埋まっていることもありますので、できるだけ早めに購入しましょう。

そしてぷらっとこだまは、指定した列車の指定した座席にしか乗車することができません。次の列車の自由席にでも乗ろうか、といった気軽な予定変更はできないので、ぷらっとこだまのチケットを使って外出する時は余裕のある日程を組むようにしましょう。途中下車した場合の払い戻しや、指定された駅以外からの乗車も出来ません。これだけ安くなるサービスにはやはりある程度の制約があるのは仕方ないことと言えます。

メリットとデメリットをしっかり理解して利用すれば、これほどお得で使いやすいサービスはないでしょう。こういった割引サービスを利用する場合は、内容を確認し理解して使うことが大切ですね。

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