【ラーメン二郎全店制覇】ラーメン二郎 三田本店 / ぶたダブルラーメン / ニンニクアブラマシマシ

東京メインディッシュ

【ラーメン二郎全店制覇】ラーメン二郎 三田本店 / ぶたダブルラーメン / ニンニクアブラマシマシ

ぶたダブルラーメン
800円

日本全国の「ラーメン二郎」を食べつくす行為。それはすなわち、ジロリアン(ラーメン二郎マニア)を超越したラーメン二郎の神、いわゆるジロリアンゴッドになる修行。ということで、この「ラーメン二郎全店制覇」シリーズに皆さんもお付き合いいただければ幸いである。

・三田本店の特徴やルール
今回は、「ラーメン二郎 三田本店」(東京都港区三田2-16-4)で食べる。

三田本店はラーメンのクオリティにアタリハズレ(ブレ)が大きい。感情論を抜きにして言えば、オヤジさんより弟子のほうがブレない。そんな状況ではあるが、神格化するつもりはなくとも、ここから伝説が始まったことを考えれば、オヤジさんに敬意を表さないわけにはいかない。そもそもオヤジさんが衰えたのではなく、弟子たちのスキルが向上したと考えるのが適切だ。

店内が極めて狭いため、行列ができると必然的に全員が野外に並ぶことになる。食券は先頭の5人目ぐらいから買いはじめる。狭い店内に食券機あるため、食べている客にぶつかるなどしないように注意しよう。客が店から出たら、空いた席に座っていく。入り口がふたつあるので、入りやすいほうから入ろう。

無料トッピングはヤサイ、ニンニク、アブラ、カラメなどが可能で、「マシ」や「マシマシ」もできる。もちろん、マシマシの注文は食べられる自信があるときだけにしよう。あくまで厚意で大盛りにしているだけであり、チャレンジメニューではないのだから。もし残したら? 「ガッツリ残すと何か起きるかもしれない」とだけ言っておこう。

・ラーメン二郎 三田本店 メニュー
ラーメン 600円
ぶたラーメン 700円
ぶたダブルラーメン 800円
大ラーメン 650円
ぶた入り大ラーメン 750円
ぶたダブル大ラーメン 850円

・ラーメン二郎 三田本店 自販機メニュー
食事の脂にこの1本
健茶王
十六茶
ドデカミン

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・シチュエーション
店内は夏は暑く、冬は寒い。ジロリアンたちは「冬の寒いなか二郎で食べるのが好き」と語る。ラーメンと汗と熱気でオーバーヒート中の肉体を、冷気によって冷却することができるからだ。

ちなみに、店内は普通に歩けないほど狭いため、一度でも着席したら帰るまで立たないのがマナー。

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・盛りクオリティ
今回は、ぶたダブルラーメンにニンニクアブラマシマシを追加して注文。黙ってても野菜がガッツリと盛られて出てくるはずの三田本店だが、あまりにも巨大なチャーシューが複数盛られているため、その面積と重量によって野菜がスクラップ状態に。

まるで火山から噴出したマグマが海水に流れ込み、岩石になったかのような、ワイルドなチャーシュー。ハムのようであり、ローストビーフのようであり、ステーキのようであり、角煮のようでもある。このラーメンを日本列島に例えると、太平洋側にガッツリとチャーシューの岩肌が姿を現し、日本海側にコッテリとした脂が大量に積もっている。

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・総評
基本的に三田本店のスープは塩気が強くなく、多店舗が好きな人からすると「ちょっとパンチが弱いな」と感じることもあるようだが、三田本店は「弱くて正解」。チャーシューから溢れ出るタレの旨味が、ラーメンの美味しさを完成へと導くからだ。

普通のラーメンを食べれば、三田本店のソフトテイストなラーメンが堪能でき、ぶたラーメンやぶたダブルラーメンを食べれば、皆さんがご存知の「これぞラーメン二郎!」という味にクラスチェンジする。たとえばそれは、「ラーメン二郎 仙川店」でも同様の現象が起きており、これを「味のブレ」としてしまうのはナンセンス。これがラーメン二郎の醍醐味なのだ。

とにかく驚きなのがチャーシューのクオリティの高さ。チャーシューにはガッツリとタレが浸透しているが、あくまで塩気が強いのは表面の部分のみで、内部には「タレの旨味」だけが浸透。単に表面だけしょっぱいチャーシューを出すラーメン屋は多くあるが、三田本店は「表面ガツン! 内面ウンメェ~!」を実現しているのである。

チャーシューの一部分は非常に水分量が少なくボソボソ系で、それはそれでスープを染み込ませると美味いのだが、のどに詰まらせることがないよう、しっかりかんで砕き、水を飲みながら食べよう。

麺には大きなブレが生じやすく、クニュとした麺のときもあれば、コシとしまりのある麺の時もある。今回はしっかりコシがある麺で、チャーシューの濃厚ディープエキスを表面にまといつつも、内部への侵入は許していなかった。これにより、麺が過剰な塩気をはじき、小麦の旨味にベストなバランスで脂と塩気が発生していた。

今回のラーメンは弟子が作ったものだが、非常に大アタリ。今まで食べた数十杯の三田本店のラーメンのなかでも上位3位に入るほどの出来だった。重ねて言うが、三田本店はブレが大きい。よって、1~2回行っただけで判断しないでほしい。アタリを食べればきっと感動するはずだ。

美味しすぎて震えが止まらない。どうもありがとうございました。

・採点レビュー(5点満点)
美味: ★★★★ / ウマ味押し寄せる夢中汁
麺質: ★★★ / 締め加減バツグンのツルリとイケるもの
出汁: ★★★ / ゴクゴク飲める
肉質: ★★★★ / タレに浸って激しく旨い
脂度: ★★★ / ほぐトロ食感
総量: ★★★ / ズルと喰って完食
店員: ★★★★ / ロトの血を引く者
総評: ★★★★ / 恍惚のまま退店

もっと詳しく読む: ラーメン二郎 三田本店 / ぶたダブルラーメン / ニンニクアブラマシマシ(東京メインディッシュ) http://main-dish.com/2016/10/11/ramen-jiro-mita-honten/

ラーメン二郎 三田本店
住所: 東京都港区三田2-16-4
時間: 8:30~15:00 17:00~20:00
休日: 日祝

Respected @habomaijiro

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