好きなことからブレない!「カジュアル」を極める スタイリスト・川田亜貴子さん(後編) (2/4ページ)

fumufumu

現在も川田師匠の名でSTORY読者から支持を受けていますが、STORYとのお付合いはどのようにして始まったのでしょうか。 亜貴子 STORYが創刊される時にVERYのライターさんが声を掛けてくださったんです。当時の私よりも少し世代が上の雑誌でしたので「大丈夫かな?」と思ったのですが、時代の流れでコンサバエレガンスから大人カジュアルへの流行の流れもあり、私の得意分野「カジュアル」がフューチャーされるようになったんですよね。元々、マニッシュな服に女性らしさをワンポイント入れるのが私のスタイリングでしたので、実際にSTORYのスタイリングを始めてから仕事の幅が広がりました。袖や裾を軽く捲ってこなれ感を出してあげる・・・、大人の女性が似合うカーゴパンツの履きこなし提案など、どのようなテーマがきても私なりのカジュアルに落とし込み、そこから絶妙なギャップが生まれて、新しい「面白さ」を作る。カジュアルブームの到来でただスタイリングをするだけではなく、編集企画のアイディアなども出せるようになりました。私自身のスタイルは根本的には変わっていませんが、多くの人に受け入れてもらえることはやはり嬉しいですね。 今、力を入れていることや今後挑戦してみたい企画などはありますか? 亜貴子 今では定番とされている「カジュアルファッション」ですが、実はトータルバランスが大切。カッコよく見せる「コーディネート力」と「センス」が必要です。シャツボタンの開け方やパンツ裾の捲り方、ストールの使いこなし、素材の選び方、挙げればキリがありません。例えば、リブタンク1枚を選ぶにしてもテンションが上がって体にフィットするものをセレクトしなくちゃ見栄えが良くない。生地は薄手のものを選んだ方が太って見えないし、シャツの中に合わせた時にもスッキリ見えてちょうどいいバランスが作れる・・・。細かいことですが、カジュアルが世の中に広まることでトータルバランスを上手に見せることが必要とされる場面が多くなってきたことを最近感じています。雑誌でも洋服の着こなし方を教えるハウツーや読者変身企画が増えていますし、今の時代に求められていること。その人自身のパーソナルテーマをヒアリングして、ライフスタイルに合わせたファッションを提案してあげることに力を入れていきたいと考えています。

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