サッカー日本代表に香川不要論?古巣で”海外逃げ組トリオ”が現実味

デイリーニュースオンライン

単行本「香川真司 (蒼きSAMURAI)」より
単行本「香川真司 (蒼きSAMURAI)」より

 10月11日のロシアW杯・アジア最終予選のオーストラリア戦で先発出場したサッカー日本代表・香川真司(27、ドルトムント)が、攻撃面で良いところを見せられず、ファンの批判の的になっている。所属チームでも干され気味なだけに、古巣・セレッソ大阪への復帰プランも現実味を帯びてきた。

■守備一辺倒…ファン「カモメの方が存在感あった」と皮肉

 前回のイラク戦ではピッチに立つことがなかった香川。オーストラリア戦では清武弘嗣(26、セビージャ)の代わりにトップ下で先発した。試合中は自陣近くまで下がって守備に奮闘するも攻撃時におとなしく、相手自陣のペナルティエリア内でボールを触ることはほとんどなかった。

 サッカーファンは香川のパフォーマンスに不満だらけ。とくに後半は、視聴者に「出ていたのか分からなかった」と言われるほど存在感がなくなり、ネット上では以前から噴出していた“香川不要論”が再び盛り上がってきた。

 香川本人は試合後、「今日の試合に関しては、これ以上やれることはなかった」「物足りなさをすごく感じます」などと感想を口にしているが、同点のきっかけになるPKを与えてしまって落胆する原口元気(25、ヘルタ)と対照的に「試合後、笑っていた」と怒りまじりの声も飛んでいる。

「ハリルホジッチ監督(63)から守備の意識を徹底されていたのかもしれないですが、残り15分弱で出場した清武がわずかな時間でチャンスメイクしていただけに、パフォーマンスの悪さが余計際立った。ドルトムントで干されている理由がよく分かった試合」(報道関係者)

 香川に代わって視聴者の関心を集めたのがカモメ。会場となったドックランズ・スタジアム(オーストラリア・メルボルン)のピッチに多数集来し、香川より「カモメの方が存在感あった」と皮肉タップリの批判が少なくない。

 香川は現在、ドルトムントでも信頼を勝ち取れていない様子。若手が台頭し、不出場の試合が多いのみならず、招集メンバーから外されるようになってきている。

「香川はボールをたくさん受けてリズムを作っていくタイプ。一人で状況を打開できるタイプではないからイルカイ・ギュンドアン(25、マンチェスターC)やヌリ・シャヒン(28、ドルトムント)のような有能なパサー、あるいは乾貴士(28、エイバル)、清武のように近くで細かいパス回しができる相棒がいないと苦しい。また所属クラブは世代交代の意図が顕著で、ブンデスリーガでは6試合が終わって4勝とまずまず。チャンピオンズリーグでも昨季優勝したレアル・マドリードと引き分けを演じるなど、香川ナシのチームが評価を高めつつある」(前出・関係者)

 冬のウィンターブレークも迫ってきただけに、移籍話が浮上してくることは必至だ。

「国を変えて気分一新するのも手だが、ドルトムントで干されているだけにオファーがあるのか未知数。現実味が高い選択肢は、同じく海外からトンボ帰りしてきた柿谷曜一朗(26、C大阪)や山口螢(26、C大阪)と、古巣のセレッソ大阪で“海外組トリオ”を組むこと。柿谷なら香川の相棒がつとまるし、決して悪い話ではない」(報道関係者)

 日本代表の現10番は、来年にはドルトムントを離れているのか。そして日本代表では、ドルトムントで昔見せたような輝きを放ち、自身の不要論を吹き飛ばせるのか。

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)
※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。
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