週刊アサヒ芸能「創刊60年の騒然男女」芸能スキャンダルの真相!(5)克美しげるに殺害された愛人の父が義憤告白 (2/2ページ)
「おやじ、涅槃で待ってる」
遺書の最後に書かれた一文は「ねはん」という聞き慣れない用語の力もあり、流行語になった。芸能レポーターの故・梨元勝氏は、中継でこの字が読めずに大汗をかいたエピソードがある。
沖の事務所の社長であり、養父でもあった日景忠男氏は、週刊アサヒ芸能にも何度か登場したが、2人の密接な関係については否定した。
当時、芸能班だったO氏は、思いがけない動機にたどりついた。
「大島渚監督に聞くと『戦場のメリークリスマス』で坂本龍一が演じた役の最終候補に沖を入れていたと証言しました。ところが沖は、精神的に悩んでいることを打ち明け、そのせいもあって候補から外された。そのことがよほどショックだったらしく、それから自殺未遂とも思われた運転事故も起こしていた」
さらに自殺した当日は、フジテレビの「大奥」で徳川家光役を演じ、劇中で死を迎えている。ドラマは放送中止を免れたが、いかにも自殺のタイミングを合わせた“美学”が見え隠れする。
最後は、松田聖子や河合奈保子と同じ80年に歌手デビューした甲斐智枝美(享年43)である。06年7月10日、千葉県内の自宅の2階で首をつっているところを家族に発見されている。
遺書もないことから動機がわからなかったが、I記者は、足取りをたどるうちに甲斐がバイト勤めしていたスナックを偶然、発見する。
「店のママは、昼間は花屋でバイトしている甲斐が、さらに夜も3日ほど働きたいと言いだしたことを心配した。聞けば夫の月給が10万円も減らされたこと、そのため、夫の親との2世帯住宅から独立する夢がついえたことなどを甲斐から聞かされた」
そしてママは、記者に1枚の写真を差し出した。自殺の5日前、スナックの客と楽しそうにデュエットしている“最後の写真”である。
「ママはスナックのバイトが終わっても深酒をして家に帰りたがらない甲斐を心配していたが、まさか、あんな突発的に死ぬとは思えなかったと明かした」
原因の一つとされた不仲の義父は、直撃に、「全てノーコメント!」と声を荒らげている。