オランウータンとヒトの目は似ている? 共通点は “コミュニケーション”のとり方にあった! (1/2ページ)
動物にはさまざまな “目”の形がありますが、その形には必ず理由があります。類人猿の中でも特にヒトと近いとされているオランウータンの目は、やはり人間と似ているそうです。一体、どこが似ていて、それにはどんな理由があるのでしょうか?
“白目”のある動物はヒトだけ? 人間の目の特徴3つ

そもそも、ヒトの目にはどんな特徴があるのでしょうか?
京都大学の幸島司郎教授は、主な特徴として次の3つを挙げています。
(1)虹彩(黒目)の外側の「露出強膜」が白い
(2)目の中で露出強膜(白目)が占める割合が大きい
(3)目の輪郭が横長
(引用:オランウータンとヒト、形態から考える|京都大学)
この中で特に注目すべきなのが(1)虹彩(黒目)の外側の「露出強膜」が白い点です。「露出強膜」とは、一般に白目と呼ばれる部分のこと。ゴリラやチンパンジーなどほとんどの霊長類はこの部分がこげ茶色をしていますが、ヒトだけは色素が全くないのだそうです。だから“白”目なのですね。
それでは、なぜこうした特徴があるのでしょうか?
オランウータンも“目線”でコミュニケーションをとっている?
ここでちょっと視点を変えて、ヒトに近い動物の目はどうなっているのか見てみましょう。
生物学的にヒトと近い大型類人猿として、チンパンジー、ゴリラ、ボノボ、オランウータンなどが挙げられます。
その中でもオランウータンは、進化の過程でほかの大型類人猿より早く分化し、ヒトと非常に近い生物とされています。