週刊アサヒ芸能「創刊60年の騒然男女」スポーツ界「波乱のウラ舞台」<野球篇/「あの重大事件」座談会>(1)衝撃的なダイエー・スパイ事件 (2/2ページ)
D 63年の大毎・山内一弘と、阪神・小山正明があるけど、78年に阪神と西武の間で行われた田淵幸一、古沢憲司と真弓明信、若菜嘉晴、竹之内雅史、竹田和史の2対4トレードもスゴかった。田淵は小津正次郎球団社長に夜中の2時にホテル阪神の一室に呼ばれて通告されるわけだけど、新聞記者が何人もその薄っぺらい部屋のドアに耳を貼りつけて、中でのやり取りを聞いた。田淵が泣いたこと、通告を拒否したこと、小津社長が「将来、監督、コーチとして帰ってきてくれ」と空手形を切ったことなど、全てが筒抜けだった。
B 中日の星野仙一監督が仕掛けたロッテの3冠王・落合博満と、牛島和彦、上川誠二、平沼定晴、桑田茂との1対4トレードもある。FAのある今の時代では考えられない、最後の大型トレードじゃないですか。
C 実は落合の扱いに手を焼いたロッテが放出を決め、巨人とのトレードが決まりかけていた。その情報を察知した星野が「何がなんでも巨人のトレードを潰せ!」と、交換要員をケチっていた巨人を出し抜いた。