【プロ野球】昨年のドラフトの成果は?阪神・ルーキー選手の今シーズンを振り返る (2/2ページ)
■坂本誠志郎(2位指名・明治大)
4番目には、坂本誠志郎を挙げたい。
阪神は正捕手不在のなかで春季キャンプに突入。ほとんど試合経験のなかった岡崎太一が正捕手の第一候補として開幕戦を迎えた。
4月に入ると、シンデレラボーイ・原口文仁が育成枠から突如、正捕手争いに名乗りを上げ、正捕手の座を確保するかに見えた。しかし、右肩の不調もあり終盤は再び激しいレギュラー争いが展開された。
そのなかにあって、坂本は捕手の適性が評価され、マスクを被る回数が原口を上回るようになっていた。
来季は、バッティング面ではかなりのリードを許す原口との正捕手争いに勝ち、原口を一塁に追いやれるかどうかにかかる。
■望月惇志(4位指名・横浜創学館高)
10月1日、今季最終戦の最終回に1軍初登板を果たしたのが望月惇志だ。
満員の甲子園にあって、高卒新人投手とは思えない落ち着いたマウンドさばきを見せた。
今季での現役引退を表明した福原忍が8回の先頭打者を打ち取り、生涯最後の投球を終えた後、初登板の新人・望月が完璧に締めるシナリオは金本監督が描く最終戦の理想の継投だったに違いない。
望月が投げ込む150キロを超えるキレのあるストレートは、来季の1軍での活躍を予感させるに十分なものだった。
■近年まれにみる成果の出たドラフト
今季は、昨年のドラフトで指名した6人中、5人が1軍で脚光を浴びた。近年まれにみる成果の出たドラフトだったといえよう。
それは、“超変革”を掲げたことで新人選手にチャンスが与えられ、選手自身もその期待に応えた結果だともいえる。
今年のドラフトは選手、球団にどんな運命が待ち受けているのか。10月20日を楽しみに待ちたい。
- まろ麻呂
- 企業コンサルタントに携わった経験を活かし、子どものころから愛してやまない野球を、鋭い視点と深い洞察力で見つめる。「野球をよりわかりやすく、より面白く観るには!」をモットーに、日々書き綴っている。