余命はもう決まってる?「あなたの潜在寿命」チェック (4/4ページ)
「気圧の関係というより、標高が高いところは人があまり住まず、その分、宅地開発が遅れて緑が多いということ。両者は密接な関係にあります。たとえ、緑が少ない場所でも、標高が1000メートル以上だと、空気が澄んでいる。有毒な排気ガスが多い都市部に比べ、標高が高い場所で暮らす人は、平均して2歳長生きとのデータがあります」(医療ジャーナリスト)
結婚している(パートナーがいる)のも重要な長寿の条件だ。下村労働衛生コンサルタント事務所(東京都品川区)代表の下村洋一氏(産業医、社労士)が解説してくれた。
「奥さん(パートナー)が健康管理をしてくれるからでしょう。ただし、夫婦仲が悪いとダメですから、ただ結婚していればよいというわけではありません。対する独身者は、アルコール依存者が多いなど、健康管理ができていない人が多い。妻に加え、子どもがいればさらによいといえます。子どもの手前、夜遊び(暴飲暴食など)などを控える傾向があるからです」
スウェーデンの研究では、「高学歴の妻を持つ夫」のほうが25%生存率が高いというデータもある。学力レベルが高いほど、より夫の健康管理を適切に行うからとのことだ。また、米国では、独身男性のほうが既婚者に比べて、9.6歳も短命とのデータもある。
最後は、長生きできる職業に関して。会社社長、医師、大学教授などを職とする人は長寿傾向にあるとされている。「お坊さんや芸術家も長寿が多い。他人に時間を管理されることが少なく、ストレスが溜まりにくいからでしょう。ただし、会社社長や医師といっても、経営が厳しい零細企業、激務の救急医などもいますから、一概には言えないですね。逆に短命な職業は昔なら炭坑労働者、自衛官などが知られています。炭坑労働者などは有害な粉塵を吸い続けているからで、自衛隊は昔は訓練が非常に厳しかったからでしょう」(前出の下村氏)
他に長寿な職業としては政治家、短命な職業では、ノルマが多いチェーン飲食店店長や広告代理店の営業マンなどが挙げられる。以上が本誌が独自に選出した長寿のための条件だ。あなたは、いくつ該当しただろうか。
なお、冒頭でも述べたが、「長寿」の判定が出ても、慢心することは慎んでいただきたい。また、「短命」との結果が出たからと悲観する必要もない。あくまで現時点での目安の一つにしてもらい、元気な長寿を目指してほしい。