【プロ野球】「動かざること山の如し」。チームに日常を取り戻した楽天・梨田昌孝監督。名将の1年目を振り返る! (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■新人積極起用、外国人にも競争意識を植え付けるなど大胆な采配も

 「動かざること山の如し」が基本線の梨田楽天。しかし、要所では「エッ!」と驚かされる大胆な采配を振るったことも印象的だ。

 9連敗の窮地に立たされた5月下旬以降、開幕から遊撃のスタメンで起用した茂木栄五郎に加え、オコエ瑠偉、吉持亮汰、足立祐一ら新人を積極起用。ルーキーがもたらす新風でチームの雰囲気をガラリと変えた。交流戦の勝ち越しは、その成果だ。

 後半戦は、外国人打者3人を同時にスタメンに並べた試合が37を数えるなど、助っ人に競争意識を植えつけた。結果、チーム本塁打は102本。楽天のホームランが3ケタに達したのは、実に2009年以来のことだ。

■真価が問われるのは2年目以降だ

 3年連続Bクラスだもの。もちろん、依然として課題は山積だ。

 しかし、梨田監督1年目の今季は、きたる2年目以降のAクラス入りへ向けて最低限のファイティングポーズを取り、スタートラインに立つことができる状況にまでチームを立て直した。

 名将の手腕が真に問われるのは、来季からになるはずだ。

柴川友次(しばかわ・ゆうじ)
信州在住。郷里の英雄・真田幸村の赤備えがクリムゾンレッドに見える、楽天応援の野球ブロガー。各種記録や指標等で楽天の魅力や特徴、現在地を定点観測するブログを2009年から運営の傍ら、有料メルマガやネットメディアにも寄稿。
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