体中の神経は全長72km!神経の若返りで不調が吹き飛ぶ理由 (2/2ページ)
たとえば本を読んでいるとしたら、その間にも神経はフル活動し、さまざまな感覚を脳に伝えてくれているといいます。
文字を読むためには視覚から得た情報が欠かせませんし、本のページをめくるときにも指先から伝わってくる感覚が必要。また、開いた本がぐらつかないように固定できているのも、バランス感覚をつかさどる神経が働いているから。
こうしたさまざまな感覚が電気信号となって神経を流れ、瞬時に脳へと届けられているからこそ、本を読むことができるというのです。
何気なく行っているように思えても、実はとても複雑なことだということ。
■健康の維持には中枢神経より末梢神経のほうが大切
ところで、人間の体じゅうに張り巡らされた神経の長さは、72キロメートルにもなるといわれているのだそうです。
しかも、そのなかを走る電気信号は、時速400キロもの超高速スピードで行き来しているのだというのですから驚き。
まさに人間の神経は、スーパーコンピュータを凌ぐほど精巧で、複雑な構造になっているということ。
地球上の生き物で、これほどまでに神経が発達しているのは人間だけ。知能が高いチンパンジーですら、人間にくらべたら神経のつくりはずっと単純なのだそうです。
そして医学的に厳密に分けると、神経は次の2つに分類されるといいます。
(1)中枢神経:脳と脊髄のこと。指令を出す役割。
(2)末梢神経:脳や脊髄と体をつなぐ神経。指令や情報を伝える役割。末梢神経のなかでも、呼吸や心臓の鼓動、食べものの消化や汗をかくことなど、自分の意思とは無関係に体の機能を調節している自律した神経のことを「自律神経」と呼ぶのだそうです。
このように医学の世界では、中枢神経と末梢神経の2つをひとくくりにして「神経」と呼んでいるわけですが、著者はこの2つのなかでも末梢神経のほうが大切だと考えているのだとか。
なぜなら、末梢神経を若く健全な状態にすることこそが、真の健康につながるから。
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こうした考え方を軸として、本書の以後の章では神経クリーニングの方法をわかりやすく解説しています。
神経クリーニングをするだけで、血圧が正常値に戻ったり、体脂肪が減ったり、近くが見えはじめたり、記憶力が戻ったり、ひざが曲がるようになったりするなど、全身に多くの効果が表れるのだとか。
病気になりにくい体をつくるために、読んでおくといいのではないでしょうか?
(文/作家、書評家・印南敦史)
【参考】
※工藤千秋(2016)『脳神経外科医が教える 病気にならない神経クリーニング』サンマーク出版