『手紙は憶えている』を手がけた巨匠アトム・エゴヤン監督が影響を受けたのは伊丹十三監督! 日本映画フリークな一面を明かす (2/3ページ)

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素晴らしい(ブラック)ユーモアにあふれている映画だと思います。まるでピエル・パオロ・パゾリーニの『テオレマ』を日本の家庭に置き換えたような作品ですよね!」と続けて語った。


第二次世界大戦やナチスを題材にしながらも、現代を舞台に撮り上げた本作については「これは第二次世界大戦という題材を、現代の、現在進行形の問題として描くことのできる最後の映画になるでしょう。その時代特有のトラウマが世代を越えて、どのように屈折していくか。私はそこに一番興味があります。『アララトの聖母』(02)で描いた問題も、『手紙は憶えている』で掘り下げたテーマも、まさにそこなのです」と自身の過去作と共通したテーマを描いていることを明かす。

エゴヤン監督が「歴史的な出来事が、加害者の子どもたちや被害者の子どもたちに、どういった影響を与え、思いがけない形で彼らの人生をねじ曲げてしまうのか。どんな結果をもたらすのかは誰にもわからないことで、予期せぬ変化を映画の中で追いかけていくことになっていきます」と語る通り、ホロコーストの悲劇から70年経った現在だからこそ生まれた作品なのかもしれない。


さらに、日本のファンに向けて、「日本を訪れる度に強い映画愛を感じますし、この作品を日本のみなさんにご覧頂くことができてとても嬉しいです。クリストファー・プラマーをはじめ、80歳を超える素晴らしい役者たちが人生最高といえる演技を披露してくれていると思います。ぜひ、楽しんでください」とメッセージを送っている。

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