ショートスリーパーはなぜ睡眠が短くても大丈夫なの?その性格と遺伝子的特徴とは (2/2ページ)
となると、ショートスリーパーの人が車の運転、特に高速道路の走行や長時間運転をするときには、特に注意が必要かもしれません。
ちなみに「日中の機能低下は起こらない」と断言するショートスリーパーの場合は、外部情報処理を司る脳の感覚皮質と記憶に関与する海馬との接続性が大きく、記憶整理など本来なら眠っている間に脳内で行われるはずの作業を日中に行うことができるため、夜間の睡眠の必要が少なくなると考えられています。
ショートスリーパーには共通の遺伝子や性格がある!
またショートスリーパーには、共通の遺伝子があることをカリフォルニア大学の研究チームが突き止めています。それは「DEC2」という遺伝子で、この遺伝子を持つ人はレム睡眠が極端に短く、短時間で深い眠りを得ることが可能なのだとか。
また性格で見ると、ショートスリーパーの人には外交的、精力的、野心家といった性格的特徴があり、短気やせっかち、自信家の人が多い模様。逆に睡眠時間が長いロングスリーパーの人には内向的な特徴があり、ストレスを抱えやすかったり、精神的疾患にかかりやすい人が多いとされます(※2)。そういわれてみると、先述したショートスリーパーが単純作業を苦とするのには、性格的な面も大きく影響しているのかも。
ちなみに、DEC2遺伝子がなくても、睡眠時間を1日1時間くらいずつ徐々に減らしていき、強制的に短い睡眠時間に身体を慣らしていくことで、ショートスリーパーになることは可能だといいます。しかしDEC2遺伝子を持っている生粋のショートスリーパーとは違い、体調や生活リズムが崩れると、“ハリボテ”の短眠サイクルも崩れ、本来自分に必要とされている睡眠サイクルに戻ってしまうことが多いようなので、あまりおすすめはできません。また、無理にショートスリーパーになっても、「内向的」とか「思ったことをストレートに言えない」と言った生まれつきの性格的部分までは変えられないようです(※3)。
自分がDEC2遺伝子を持つ生粋ショートスリーパーだからといって短眠で身体が持つと過信しすぎるのもよくありません。ショートスリーパーであれ、ロングスリーパーであれ、やはり自分に合った睡眠時間を大切にすることが、心身の健康にとってはベストだと言えそうです。