【プロ野球】藤平尚真(横浜高)の一本釣りに成功した楽天。球団史上最多14人を指名したドラフト結果を振り返る! (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■最速150キロ超えの投手が多い

 1位の藤平に加え、2位の池田隆英(創価大)、4位の菅原秀(大阪体育大)、5位の森原康平(新日鐵住金広畑)ら、指名した投手の顔ぶれを眺めると、ある共通項に気づく。ストレートの最速が150キロを超える面々が多いのだ。

 現在、1軍の主戦で、球威あるスピードボールを武器に打者を圧倒できる投手は、日本人では則本昂大ぐらいに限られてくる。

 宮川将、古川侑利、小野郁といった若鷲が145キロ以上を見せるようになってきたが、とはいえ発展途上の段階だ。ピッチングの基本はストレート。そのストレートにこだわりを持った投手を中心に指名したといえそうだ。

■ポスト藤田など二遊間は既存戦力の底上げで乗り切る

 一方、野手の支配下指名は2人にとどまっている。筆者は二遊間を守ることのできる即戦力内野手の指名があるのでは? と見ていた。

 攻守ともに卓越した職人技術で初優勝に貢献した正二塁手・藤田一也も、来季は35歳シーズンを迎える。この2年間はケガも多く、バックアップ要員が必要な状況だ。

 新人ながらも完全に正遊撃手の座をもぎ取った茂木栄五郎の存在は頼もしいが、ケガなどの不測の事態が起きたときの準備も欠かせない。

 第一次戦力外通告期間で岩崎達郎、後藤光尊を構想外にしたこともあり、そのように予想したのだが、内野手は育成指名にとどまった。ここは阿部俊人、哲朗、三好匠、吉持亮汰ら、若手の既存戦力の底上げで乗り切るのだろう。

 現時点では、球団のしっかりとした方針が感じられる上々のドラフト結果になった。

柴川友次(しばかわ・ゆうじ)
信州在住。郷里の英雄・真田幸村の赤備えがクリムゾンレッドに見える、楽天応援の野球ブロガー。各種記録や指標等で楽天の魅力や特徴、現在地を定点観測するブログを2009年から運営の傍ら、有料メルマガやネットメディアにも寄稿。
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