【プロ野球】藤平尚真(横浜高)の一本釣りに成功した楽天。球団史上最多14人を指名したドラフト結果を振り返る! (1/2ページ)

デイリーニュースオンライン

球団史上最多14人を指名したドラフト結果を振り返る!
球団史上最多14人を指名したドラフト結果を振り返る!

 来季、梨田昌孝監督体制での2年目を迎える楽天。予想を覆し、藤平尚真(横浜高=写真)の単独指名に成功、育成4人を含む球団史上最多14人の交渉権獲得に至った今ドラフトを総括したい。

※野球の見方が変わるスマホマガジン『野球太郎Pocket』と『週刊野球太郎』でニュースやコラムが読み放題!

■年々増加を辿る失点の改善がテーマ

 楽天が最優先で改善すべき課題は、失点の抑止とその削減だった。極端な投高打低が是正され、今と同じ状態に落ち着いた2013年以降、楽天は年々雪だるま式に失点を増やしている。

 2013年の537失点を起点に604失点、612失点ときて、今季は654失点。田中将大(ヤンキース)の穴を埋めるのもままならない状況が続き、改善が急務になっていた。

 ドラフトで指名した14人中、10人が投手という“投手大量指名”の背景には、前年ドラフトで獲得した9人(育成含む)中、8人が野手だったことに加え、2013年以降にドラフトで入団した投手13人中、数年で1軍の戦力となっているのが松井裕樹のみという寂しい状況もあった。

■球団の確かな方針と戦略が伝わってきた“1位・藤平”指名

 1位で“大学BIG3”ではなく、高校生No.1と評価する声も高かった藤平に向かったのは、“優れた高校選手を1位指名し育成する”という星野仙一政権以降の揺るがない方針の表れだ。

 また、球団が真に勝負すべきシーズンを“2018年以降”に設定している戦略もあるのだろう。2017年はAクラス争いできる確かな基礎体力を養う。2度目の優勝を狙うのは、大谷翔平(日本ハム)のMLB行きが予想され、内川聖一らソフトバンク主力陣の高齢化が進む2018年以降、という戦略を描いていると見た。

「【プロ野球】藤平尚真(横浜高)の一本釣りに成功した楽天。球団史上最多14人を指名したドラフト結果を振り返る!」のページです。デイリーニュースオンラインは、藤平尚真藤田一也楽天野球太郎プロ野球スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧