「6200万円脱税告発」で分かった…4億円的中!馬券公務員“バカ儲け予想術”(1)競馬歴はさほど長くなかった (2/2ページ)

アサ芸プラス

だが税法上、競馬の払戻金は一時所得として扱われるため、この会社員には実利を大きく超える5億円以上の税金が課せられることになった。前出・社会部記者が解説する。

「通常、万馬券など大当たりした場合には、的中した馬券に投じた金額のみが経費として差し引かれますが、このケースでは1レースごとに大量かつシステマチックに馬券を購入するため、あくまで投資行為であり、外れ馬券も経費として認めるべきだと、裁判で争われました。その結果、15年5月に最高裁で、外れ馬券も経費と認める判決が下っています」

 しかし今回のケースでは、非常にアナログな買い方でウルトラ万馬券を連続的中させていたという。前課長の代理人である中村和洋弁護士が説明する。

「馬券の予想法はごく普通です。我々と同じで、競馬新聞などを見て、このレースは荒れそうだからこの馬、堅そうだからこの馬、など何通りか予想していた。購入は基本的には100円ずつで、1回の購入額もそれほど多くなく、そんなに何口も買っていませんでした。競馬歴もそれほど長くなかったようです」

 なんと、競馬新聞を見て勝ち馬を絞り込んでいたという。凡人でもマネできそうな馬券術ではないか。

「「6200万円脱税告発」で分かった…4億円的中!馬券公務員“バカ儲け予想術”(1)競馬歴はさほど長くなかった」のページです。デイリーニュースオンラインは、中道一成週刊アサヒ芸能 2016年 11/3号WIN5脱税競馬カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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