面接で押さえるべきマナーまとめ! 先輩の経験から就活マナーをマスターしよう

就活スタイル

就職活動の面接において、上手に自分をアピールする自己PRや明確な志望動機を言えることはもちろん大切です。しかし、それ以上に基本的なマナーができているかどうかが、一番重要。そこが抜けていると、どんなに100点満点に近い受け答えをしても、印象を悪くしてしまうかもしれません。
マナーと一口に言ってもさまざまあるかと思いますが、面接で守るべきもっとも大切なマナーというと、一体、何になるのでしょうか? そこで今回、「面接でもっとも大切なマナー」や「面接マナーで失敗したこと」などについて就活の先輩たちから経験談を聞いてみたので、みなさんの参考にしていただければと思います。

■面接で一番大切なマナーは何?

面接という、普段とは異なる場において、友達と話すかのような普段通りの振舞いをしてはもちろんいけません。就活はいわばビジネスの場ですから、マナーを守ることが面接通過の第一歩となります。そこでまずは、「面接で一番大切なマナー」について、先輩たちの意見を集めてみました。

●面接で一番大切なマナーは何だと思いますか?

●言葉遣い

・言葉遣いは、社会人にとって重要だと思うから(女性/19歳/短大・専門学校生)
・失礼のないようにしなければならないから(女性/21歳/大学4年生)
・言葉がなっていないと他の印象も悪くなるから(女性/22歳/大学4年生)
・言葉がなってないと話を聞く気にならない(男性/22歳/大学4年生)

●身だしなみ

・一番最初に評価されるポイントだから(男性/22歳/大学4年生)
・第一印象が重要だから(女性/23歳/大学院生)
・人は見た目が8割だから(男性/23歳/大学4年生)
・身だしなみの乱れは心の乱れ(女性/19歳/短大・専門学校生)

●笑顔


・笑ってたらなんとかなる!(女性/19歳/短大・専門学校生)
・第一印象になるから(男性/22歳/大学4年生)
・印象をよくするため(女性/19歳/大学1年生)
・第一印象は大事(女性/22歳/大学4年生)

●姿勢

・しっかりと姿勢を正して話を聞くことは大事(男性/23歳/大学院生)
・今考えると姿勢が悪かったかな……と(男性/24歳/大学院生)
・見た目で判断される(男性/21歳/大学4年生)
・背筋を伸ばす(男性/20歳/短大・専門学校生)

一部では第一印象で合否が決まると言われているほど、身だしなみや言葉遣いなどのマナーは就活においてとても大切。まして面接官は少ない材料で、数多いる受験者の甲乙を判断しなければいけないのですから、当然、重要なポイントとして見られると思っておいた方がいいでしょう。

■面接で私服で来てくださいと言われたときのベストな服装は?


就活の服装といえば、基本はスーツですよね。しかし、中には「私服で面接に来てください」という会社もあります。そんなとき一体、どんな服で行くのが正解なのか……難しいですよね。
そこで続いては、「私服で来てください、と言われたときの面接におけるベストな服装」というテーマで、就活を経験した先輩のみなさんの意見を集めてみました。

■「面接に私服で来てください」と言われたときのベストな服装は何だと思いますか?

●オフィスカジュアル

・失礼のないように、また、しっかりしてそうに見えるように(女性/22歳/大学4年生)
・仕事をはじめてからの格好を見るためだと思うから(女性/24歳/大学院生)
・オフィスカジュアルなら間違いない。アパレル系はまた別(女性/21歳/大学4年生)
・がっつり私服はNG(女性/21歳/大学4年生)

●スーツ

・スーツが一番困らないから(女性/21歳/大学3年生)
・私服といえど、スーツが無難(男性/22歳/大学4年生)
・最低限のマナーな気がする(男性/22歳/大学4年生)
・私服OKと書かれていても社会人の常識としてスーツで行くのは当たり前(男性/24歳/大学4年生)

●白シャツ


・シンプルだから(女性/19歳/大学1年生)
・派手な服だと失礼だと思うから(女性/22歳/大学4年生)
・調べたらだいたいこの服装だったから(女性/22歳/大学4年生)
・シンプルで、高すぎず安すぎない値段の洋服が良いから(女性/21歳/大学4年生)

●ガチの普段着

・普段が見たいことだと思うから(男性/23歳/大学4年生)
・スーツ着ていって「没個性的」だと弾かれる可能性もなきにしもあらず(女性/22歳/大学4年生)
・私服なのだから、普段着で十分だと思うから(男性/21歳/大学4年生)
・覚えてもらえるように覚えてもらえるように

もっとも多かったのが「ビジネスカジュアル」「スーツ」という回答。どんなファッションにするかそこまで考えなくていいため、ある意味一番楽な判断ですよね。

■面接マナーで失敗したことはある?


どんなに面接対策を重ねようが、本番の面接は全くの別物。緊張で声はうわずり、頭は真っ白なんてこともあるでしょうし、緊張しすぎてうっかりマナー違反をしてしまった経験もあるでしょう。
そこで続いては、「面接マナーで失敗したことはあるか?」というテーマで、就職経験のある先輩方にアンケートをとってみました。

■面接マナーで失敗したことはありますか?

はい  53人(40.2%)
いいえ 79人(59.8%)

「いいえ」と答えた人が多かったものの、「はい」という意見も4割を占めました。では、具体的にどんな失敗をしたのか、回答内容を見ていきましょう!

●遅刻

・寝坊して遅刻してしまった(男性/22歳/大学4年生)
・面接の場所を間違えて遅刻して行った上に、持ち物だった履歴書を忘れた(女性/22歳/大学4年生)
・電車が遅延して遅刻した(男性/21歳/大学4年生)
・遅刻していったら、もう面接が始まっていた(女性/21歳/大学4年生)

●うまくしゃべれない

・言葉に詰まった(女性/19歳/大学1年生)
・口が回らなかった(男性/22歳/大学4年生)
・口ごもって「えっと……」を連発してしまった(女性/21歳/大学4年生)
・途中で詰まってしまった(男性/23歳/大学4年生)

●挨拶を忘れる


・挨拶のタイミングを失った(女性/20歳/大学2年生)
・挨拶を忘れていた(女性/19歳/短大・専門学校生)
・緊張しすぎて挨拶を忘れた(女性/20歳/短大・専門学校生)
・挨拶もなく先に座ってしまった(女性/21歳/大学4年生)

●自己紹介を忘れる

・初めての面接で「どうぞ」と言われてから椅子に座るということを意識しすぎて椅子の横に立ったまま名前を名乗るのを忘れた(女性/22歳/大学4年生)
・自己アピールを全然考えていなくて話を振られた時に頭が真っ白になってしまった(女性/22歳/大学4年生)
・自己紹介を忘れてしまった(女性/20歳/短大・専門学校生)
・自分の名前を言い忘れる(男性/22歳/大学4年生)

緊張で自己紹介や挨拶を忘れてしまうのはしょうがないこと。問題はそこからのカバー。ガチガチになっているのは面接官も分かってくれるでしょうし、その中でも、自分のよさ、自分らしさをアピールしていきたいですよね!

■就活で実際に見た「これはないわ」と思った面接マナーは?


他の受験者の立ち居振る舞いも見られる集団面接は、面接対策を学べる場でもあります。「この自己紹介いいな」とか「これくらい表情豊かな方が印象よさそうだな」とか、いろいろな気づきがありそうですよね。でも中には「これはないわ」と思う面接マナーの受験者もいるかもしれません。そこで最後は、就活で実際に見た酷い面接マナーについてのエピソードを集めてみました。反面教師にして、同じ間違いはしないように気をつけたいですね。

■就活で実際に見た「これはないわ」と思った面接マナーはなんですか?

●遅刻

・ふつうに遅れてくる人がいた(男性/22歳/大学4年生)
・遅刻していた(女性/26歳/大学院生)
・遅刻してきて、走ってきたのか髪形グチャグチャ(女性/21歳/大学4年生)
・遅刻して面接に来ている人がいた(女性/22歳/大学4年生)

●声のボリューム

・声が小さすぎて聞き取れない(女性/20歳/大学2年生)
・声が小さいとか(女性/19歳/短大・専門学校生)
・声が大きすぎて他の人の面接の邪魔になっていた(女性/22歳/大学4年生)
・軍人みたいなデカイ声過ぎてうざかった(男性/23歳/大学院生)

●ケータイ


・アラームが鳴っていた(女性/21歳/大学4年生)
・スマホの電源を切っていなかった(男性/25歳/短大・専門学校生)
・携帯をマナーモードにしていない(女性/20歳/短大・専門学校生)
・携帯電話をオフにしていなくて面接の間に鳴っていた(男性/22歳/大学院生)

●礼儀知らず

・面接官に上から目線(男性/22歳/大学4年生)
・第一志望受かってます! と言っていたこと(女性/22歳/大学4年生)
・企業の人にタメ口で話していた(女性/22歳/大学4年生)
・挨拶しない笑顔なし(女性/20歳/大学2年生)

多かったのがケータイ電話にまつわるマナー違反。LINEやアラームの音が鳴ってしまっただけで、もう印象は最悪ですよね。万全を期して、マナーモードにするだけではなく、電源を切っておくのがベターでしょう。

いかがでしたか? 面接で守るべき社会人マナーに留意しながら自分をPRし、かつ、試験官のトリッキーな質問にも柔軟に対応する……。これらを同時にこなさなければならないのだから、面接とは難しいものです。このようにいろいろ気にするべきことは多いものの、ようするに肝心なのは慣れ。何度も繰り返し受験することによって、プレゼンも質問への対応力も、そしてマナーを実践する力も自然と磨かれていくはずです。

以上、今回はさまざまな先輩たちの体験談を紹介しましたが、ぜひみなさんの就活の参考にしていただければと思います。

文●ロックスター小島

マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2016年10月 
調査人数:就活経験のある、もしくは現在就活中の大学生男女132人(男性71人、女性61人)

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