連載「となりのビッチちゃん」~第16回:シングルマザーちゃん (2/4ページ)
そしてすぐに体を許してしまいます。
そう、真面目な彼女の仕事が長続きしない理由は、職場での「異性間のトラブル」でした。
愛してほしくてすぐに心と体を許していたものの、相手の男性にしてみれば「都合のいい女」と見る人も多かったのでしょう。彼女の求める愛に応えきれず、次々に彼女のもとを去っていきます。
そんなあるとき、彼女はひとりの男性と出会いました。
それが息子の父親となる男性です。離婚歴があり、前の妻との間に子供がふたり。自営業で不安定な仕事をしており、友人には薦めたくないタイプの男性のようです。
子供好きの男性は彼女に子供を作りたいと持ちかけ、彼女はそれを喜びます。そんな風に愛されたことはないと。
でもそれは、彼女の勘違いだったのです……。
◆「当たり前コース」から外れる強さを教えてくれた彼女
彼とのセックスは、最初から子作りを目的としたものでした。
避妊もせずセックスは最初から毎回中出し。おかげで、体の関係をもってから半年も経たない頃に、彼女は妊娠しました。彼女も彼も、妊娠を喜びました。
しかし、彼女はふたりの関係に疑問をいだきました。
「私たちは結婚するのだろうか?」
「そもそも付き合っているのだろうか?」
妊娠したと言っても、一緒に住むという話は全く出ず、彼は「離婚経験があるからもう結婚は懲りた」とすら言う始末。また、セックス以外の食事や外出のような、いわゆるデートはちゃんとしたことがありませんでした。
でも彼女は彼のことを愛していたし、なんとか信じようとして、お腹の子が8ヶ月まで育ったときのことです。