【金沢女子旅】特別名勝・兼六園の中にある時雨亭でお茶をいただき、お庭を愛でる (1/3ページ)
石川県金沢市の特別名勝・兼六園は、江戸時代の代表的な林泉回遊式大名庭園の特徴をそのまま今に残す文化財指定庭園。岡山の後楽園、水戸の偕楽園と並んで、日本三名園のひとつとして有名です。
園内中央あたりにある霞が池は、天保8年(1873年)に掘り広げられた池で、広さは5800平方メートル。
池の中にある島は蓬莱島といい、不老長寿を表しているのだとか。
その池のほとりにあるのが、兼六園の中で最も枝ぶりが見事であると言われる唐崎松(からさきのまつ)。
兼六園のシンボルでもあり、北陸の冬の風物詩といえば「雪つり」ですが、毎年11月1日に雪害から樹木を守るための雪つり作業を始めるのだそうです。
筆者が訪れた10月下旬には、雪つり作業の下準備のため、庭師さんたちが大勢で準備をされていました。
紅葉にはまだ少し早い時期でしたが、こうした風景もその土地ならではの風情があってよいものですね。
加賀友禅を着て園内を散策する若い女性の姿も、庭園に彩りを添えていました。
花見橋、根上松、曲水、雁行橋、噴水など、広い兼六園内にはたくさんの見どころがあり、季節ごとに異なる装いを見せてくれます。