生理前は毎回ツラい…!PMSをラクに乗り切る4つのヒント
PMSとは、月経前症候群のこと。排卵の1週間後、また月経の1週間前ごろからはじまる、女性特有の症状です。
症状の重さや種類は体質によってさまざまですが、PMS症状は大きく分けると2種類あります。ひとつ目は眠気やむくみ、吐き気や頭痛などのカラダの症状。ふたつ目は無性に不安になったりイライラしたり……という、ココロの症状ですね。こんな症状に悩まされている女の子は、きっと少なくないでしょう。
やっかいな症状を軽くするヒントは、日々の過ごし方に隠れていました。こちらでご紹介する4つのヒントで、ツラいPMSをラクに乗り越えてみませんか?
①バランス良い食事に、大豆をプラス!PMS症状に効果的と言われる食品は、いくつかあります。その中でも代表的なのは、豆腐やみそ、醤油、油揚げや豆乳などの大豆食品。私たちの生活に欠かせない食べ物のひとつですね。大豆に含まれている「大豆イソフラボン」に、症状を軽くする効果があると言われています。
ただし、神経質になって摂りすぎるのも良いとは言えません。かえって生理不順を引き起こしたり、健康を害する可能性があります。あくまでもバランスの良い食事にプラスするぐらいの気持ちでいられると良いですね。
②低容量ピル・漢方を使う特に効果的と言われているPMS対策のひとつは「低容量ピルによるホルモン療法」です。レディースクリニックの先生によると、現在は世間で噂されているほどに副作用を怖がる必要はないそう。
もちろん体質には個人差があるものですし、低容量ピルと聞けば不安な気持ちは拭えないものですよね。百聞は一見にしかず、効果のほどが気になるあなたはレディースクリニックへ相談に行ってみてはいかがでしょうか?
効果的なPMS対策、ふたつ目は漢方です。漢方が医薬品と大きく違う点は、個人が持つ体質や、そのとき困っている症状に合わせて使えること。こちらも医師の問診を受けて使うことをオススメします。
③国内初登場のPMS市販薬「プレフェミン」2014年に、日本国内でははじめてのPMS市販薬が発売されたことはご存知でしょうか? ゼリア新薬から発売された「プレフェミン」という医薬品ですが、こちらの登場で多くの人の症状が改善されたとの報告があったそうです。
主成分は、西洋ハーブのチェストベリー。女性特有の症状に効果があると言われ、欧州では古くから使われてきたハーブなのだそう。なおプレフェミンは要指導医薬品と呼ばれ、買うときには薬剤師による問診が必要となります。
④カラダに合わせた自己管理を生理周期や症状を知っておくことで、ツラいPMS期間をラクに乗り切ることもできます。カラダに違和感を感じたら「もうそろそろ、生理かな?」「PMSが来るから、来週はしっかりお休みを取れるようにしよう!」なんて、賢いスケジューリングができそうですね。
具体的な症状をメモしておけば、それに合わせた対策を取ることもできます。それに生理周期は、レディースクリニックでの問診では必ず聞かれること。「PMSがツラすぎるから、明日病院へ行ってみようかな?」というときにも、大いに役立ちますよ。
文:カサイユウ
参考資料:
「わたしのカラダは、私が守る 女性ホルモンの教科書」
黒住紗織,佐田節子 著
日経ヘルス 編集
日経BP社 発行
「この記事について」
特定の治療方法や医学的な考え方・評価をすすめるものではありません。
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