住まいと暮らしに関する文学賞「at home AWARD」大賞決定アットホーム株式会社協賛による、短編小説公募プロジェクト (3/4ページ)
2、アットホーム賞 賞金各10万円
アットホーム賞はノミネート掲載された優秀作品の中から、テーマ賞として選ばれた作品に贈られます。
おテーマ:一人暮らし
作品名:「五時のチャイムの終わりと共に現れた女の子、のこと。」
著者:永妻優一
受賞理由:
現在と過去の記憶が交差しながら進むストーリーは、とても情緒的で、母親の温かさが伝わってきます。「気がつくと、自分の街になってくるものなのよねぇ」と語る場面がありますが、新しい街で暮らす勇気や希望が湧いてくるようで、主人公だけでなく、これから一人暮らしを始める人達の背中もそっと押してくれるような、素敵なセリフでした。
主人公は、あることをきっかけに一歩前に踏み出すことができます。読者の皆様もこの主人公のように、前に進む勇気やきっかけを掴んでいただけたらと思います。
テーマ:お隣さん
作品名: 「In My Life」
著者:池田葵
受賞理由:
お隣さんとの静かで心温まるコミュニケーションは、とてもセンチメンタルで、ロマンチックでした。内気な二人が最後のシーンでは少し勇気を出します。彼らのように、うまく周りに溶け込めないまま過ごしている人も、なにかのタイミングでその世界から抜け出せるときがくる。彼女の場合、そのきっかけがお隣さんでした。
出会いはその人の運命を変えてくれます。そんな「人との出会い」の大切さを実感させてくれる作品でした。
テーマ:ご当地物語
作品名: 「花が咲く街」
著者:山吹摩耶
受賞理由:
かつて潜った海の青と、地元を彩る花々がとても綺麗で、読み進めるほどに、長野県の美しい風景が伝わってきます。自然と自分の故郷と重ねて読んでしまう情景描写で、読者それぞれの生まれ育った地を思い出させてくれるようでした。
主人公は、自分が親になり故郷に戻ることで、苦手だった母に対する気持ちが変わり、幸せに暮らしています。そんな彼女のように、故郷の素晴らしさ、家族の温かさを改めて感じることができる作品でした。