就活で本当にあった! 難しすぎるグループディスカッションの議題6選

就活スタイル

就活では、これが就職や仕事とどのような関係があるのだろうかと思ってしまうような試練に直面することもあります。特にグループディスカッションは提示されるテーマが想定外すぎて、とまどったことがある人も多いのではないでしょうか。就活を経験した社会人の男女に、グループディスカッションの実情について教えてもらいました。

■話し合っても声が届くことはない

・18歳の選挙権の参加率を高めるには(女性/22歳/金融・証券)
・特別支援学級は必要か。ここだけで話あっても意味ないから(女性/24歳/建設・土木)

今この場でその話をして、どんなに盛り上がっても、その声が届くことはないだろうという内容です。企業側は難しい問題にいかに取り組むかという点を見たいのでしょうが、やっぱり難しいと思ってしまう人もいるようですね。

■多数決を取ってどうなる?

・新幹線の開発においては、速さを優先すべきか、利便性を優先すべきか。どっちも必要じゃんと思ったから(女性/23歳/金融・証券)
・日本人の、そば派と、うどん派は、どちらが多いかなど。多分、だれも知らないことなので(女性/25歳/その他)

二者択一型のテーマは、ただ意見を戦わせるだけで終始してしまいがちです。面接官は、答えのない議題をどう解決するかを見ているのだと思いますが、それにしてもこれを話し合って何の意味があるんだろうと思ってしまうような質問もしばしばあるみたいですね。

■就活生が議論してもどうにもならない

・就職してもすぐやめてしまう人が多い原因はなにか。理由なんて当人にしかわかりえないこともあると思ったから(女性/24歳/医療・福祉)
・私が会社を立てるとしたら、どんな会社にするか。会社を作って、やりたいことなんて人それぞれだと思ったから(女性/24歳/情報・IT)

辞めるという選択をした社会人の気持ちになったり、起業する人の気持ちになったり、自分と違う境遇の人の気持ちになって議論するのは難しいと感じている就活生は多いようですね。

■まるで夢物語

・日本は今後どのようになっていくか。知らんがな! って思った(男性/26歳/情報・IT)
・未来の生活について。話が広がりすぎた、もっと絞った内容がよかった(女性/20歳/機械・精密機器)

夢のあるテーマではありますが、あまりに壮大すぎて就活のディスカッションとしては難しいという意見です。たしかに、議題が漠然としていると議論を進めようにも難しいですよね。

■変化球なディスカッションの話題

・今からグループディスカッションする内容をディスカッションしてください。内容が決められていないなんて初めてだったから(女性/24歳/金属・鉄鋼・化学)
・『この会社のPRを作ってください』。どう見ても来年の新卒募集のときに使おうと思っているようにしか見えない態度と言い回しだったから(女性/24歳/小売店)

■プライベートな話

・本日の夕食についての議論。だれと食べるとかどんな日かとかも聞かずに、ただただ質問されたので答えにくかった(男性/31歳/学校・教育関連)
・成田離婚は何故起こるのか。社長が言い始めた話だが、どう考えても答えが間違っている上に、何故その話をしたんだ? と、その話題自体が謎だった(女性/31歳/商社・卸)

そんなプライベートな話は当人だけで話し合ってくれと言いたくなりますね。人の夕ご飯や離婚事情など、就活生にはわからない質問ですよね。

自主性や協調性など、さまざまな要素が現れると言われるグループディスカッションですが、こちらが引いてしまうようなテーマでは議論すること自体が難しいこともあります。どんなテーマを提示されても言葉に詰まることのないよう、引き出しの数は多くしておきたいですね。

文・ファナティック

マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2016年10月19日~2016年10月21日
調査人数:社会人男女401人(男性208人、女性193人)

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