課長・係長……管理職へ昇進する平均年齢と勤続年数はどれぐらい?

フレッシャーズ

「いつかは昇級して管理職につきたい!」と考え目標にしている新入社員の人も多いのではないでしょうか。もちろん責任を負うのが苦手で出世したくないという出世欲のない人もいますが……やはり就職して社会人となれば、出世し、役職に就き、さらなる昇進を目指したいですよね。そこで課長や係長といった管理職になる、平均年齢と平均勤務年数などを調べてみました。近年昇進のスピードも早くなっていると言いますが、合わせて見ていきましょう。


◆課長に昇進する平均年齢・平均勤務年数

中間管理職と呼ばれ、上と下から板挟みになる大変なポジションの課長。労務行政研究所が行った「昇進・昇格、降格に関する実態調査」によると、そんな役職の課長の平均年齢は45.1歳という結果が出ています。ということは……仮に20歳前後で入社した場合、課長になるまで平均的に20年以上勤務が必要となってきますね。20年といえば、けっこう長い道のりです。しかしやりがいも増え年齢的にも働き盛り、一番仕事が楽しいときなのかもしれません。

◆係長に昇進する平均年齢・平均勤務年数

一般的に“係長"は役職として管理職ではないとの考えもありますが、今回は係長も管理職として捉えます。当然先ほどの課長よりは下のポジションである係長。そんな係長の平均年齢は39.6歳です。やはり課長よりは若くしてポジションにつくようですね。20歳前後で入社したとしても、勤続年数は約15年。優秀でも、ポストが限られているとなかなか昇進も難しいのかもしれませんね。

◆管理職への昇進のスピードは早くなっている傾向


係長や課長などの管理職といえば40代のポジションと考えてしまいがちですが、20代で就任する社員ももちろんいます。現在では管理職への昇進のスピードは早くなっていると考えられており、実際に「昇進・昇格、降格に関する実態調査」で行われたアンケートでも2割以上の企業が「早くなっている」と回答しています。昇進が早まった理由としては、社内の若返りを図るため若手を積極的に採用した、成果主義・能力主義が浸透したなどの理由があるようです。

◆会社や業種による管理職への昇進スピードの差

昇進するスピードは能力や勤務年数だけでなく、会社や業種によっても異なります。例えば大企業と中小企業でも違いがあります。一般的に言われていることは中小企業やベンチャー企業のほうが昇進のスピードが早く、大企業と比べると管理職の年齢は低い傾向があると言うことです。10歳程度の差があるとも一部では言われており、早く管理職になりたい人は中小企業がおすすめなのかもしれません。また業種で例えるならば、IT系の職場は特に若い人材が多く、若くして昇進する人も多いと言われています。

◆さいごに

係長や課長といった管理職の平均年齢や、昇進スピードの指標となる勤続年数を調べてみました。責任が増し、給料も上がり部下を持って働きがいがある管理職。しかし今の若者は「管理職に就きたくない」と考える人が増えていると言われています。理由としては責任が大きくなる割に給料が増えない、といった不満があるそうです。しかし責任が増えた分、仕事への熱意があふれ、何よりも自分を成長させます。せっかく企業に就職して働くならば、管理職に昇級することを目指してやりがいを感じながら働きたいですね。

文・学生の窓口編集部

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