死の“ABC”をブラックユーモアで描いたボルボのCM (1/2ページ)
この世に生を受けた以上、誰にでも必ず訪れる“死”。
広告業界では死をテーマとすることは時に不謹慎とのそしりを免れないが、ボルボの新CM『ABC of Death』はそのタブーに挑み、多くの称賛を集めている。
CMの登場人物にはそれぞれ名前が設定されており、アンバー(A)がバスに轢かれ、バリー(B)がハトに襲われるなど、頭文字のアルファベット順に不条理に訪れる“死”が描かれていく。
最後にはボルボの自動運転システムにより死を免れるという内容になっているのだが、ブラックな内容に関わらず、映像から受ける印象はスタイリッシュで決して暗いものではない。
このCMを製作したのは、ドイツの映画アカデミーで学んだフィルムメーカーのDaniel Titz氏とDorian Lebherz氏のユニット。
Titz氏はCMを撮影するにあたって絵本作家エドワード・ゴーリーの『ギャシュリークラムのちびっ子たち』にインスパイアを受けたと語っているが、この絵本もまた、頭文字のアルファベット順に子どもたちが不条理な死をむかえるというダークなテーマに貫かれている。
彼らの作る映像は高い評価を得ており、ジョニー・ウォーカーのCMとして撮影された『親愛なる兄弟(Dear Brother)』は各方面から称賛を集めた。