走ってきた車種を人工知能で判断して広告を変えるデジタルサイネージ (2/2ページ)
■ ディープラーニングで画像から車種を年式まで識別する
実験で使われた人工知能には、1車種について約5000枚もの画像をディープラーニングさせているという。それを300車種以上行っている。
その結果、メーカーと車種、そして年式を1秒以内に識別できることが実証され、広告のターゲティングを行えることも確認できた。

source:https://www.atpress.ne.jp/
しかしこの実験まだ序の口だった。というのも、この段階では車種に属性を紐付けしているだけなので、ターゲティングとしては粗すぎるのだ。
そこで次に考えられているのが、車種からドライバーの属性を引き出そうということだ。
その方法はいろいろと想定されているようだが、たとえば駐車場で得られた情報で、車種とドライバーを紐づけることなどが考えられているらしい。
何やら追跡されているようで少々気味が悪い。
■ 人工知能に追跡される時代へ
今回の実験によって、これまで屋外のデジタルサイネージでは見ている人の属性に合わせた広告を出せなかったという課題への解決の糸口がつかめてきたといえる。
この手法がさらに洗練されれば、応用範囲はビルの屋上や壁だけでなく、ショッピングモールやアウトレットといった商業施設の駐車場で使うこともできる。
そうすれば、もともと買い物にきたターゲットの購買意欲をさらに高めることができるかもしれない。
ほかにも、瞬時で走行中の車種を識別できる技術は、より詳細な交通情報を計測することにも使えるだろう。
こうして、我々の行動が人工知能に把握されていくのだろうか。
【参考】
※ クラウディアンなど、AIを活用しカメラ映像から走行車種を認識しターゲット広告を配信へ~六本木の屋外ビルボードにおける実証実験に成功~ – @Press
※ 電通、クラウディアンら4社で、ディープラーニングを使った屋外デジタル広告実証実験に着手 – @Press