医師から腹水貯留を疑われたら…知っておきたい腹水の症状まとめ (2/4ページ)
体重も急激に増加し、体液の排出ができていない状態になると足の付け根や足首に浮腫(むくみ)が見られるようになります。
呼吸困難
腹部の膨満感から息苦しさを覚えることもあります。お腹が張っている自覚症状が続き、軽い運動で息切れするようになった場合、注意が必要かもしれません。
食欲不振
腹水で内臓が圧迫されるため食欲不振となり、症状が重い場合には吐き気をもよおすこともあります。
食欲がないため栄養不足になりがちですが、腹水によって体重が増加しているため本人は違和感に気がつかないことも多いです。
食べていないのに体重が増えている、という状態が続くときは病院での受診をしましょう。腹水が溜まる主な原因腹水貯留の原因となる病気はさまざまですが、代表的なものを知っておきましょう。腹水は大きく分けて2つの種類に分けられます。
非炎症性腹水
血管内にある水分が外に溢れ出し、腹腔内に溜まった状態になる腹水です。この場合の腹水はタンパク質の量が少ないため透明で、凝固もしにくいといわれています。
この腹水の原因となる主な病気には、次のようなものがあります。
・肝硬変
・ネフローゼ症候群
・卵巣過剰刺激症候群
・心不全
・腎不全
アルブミンが不足することによって血管外に漏れた水分を戻せなくなることや、腎臓機能の低下によって水分の排出力が低下してしまうことが要因です。
炎症性腹水
炎症がおこることによって血管内の成分が溢れ出したものが腹水となって腹腔内に溜まった状態になるのがこのタイプです。タンパク質が多く、混濁しているという特徴があります。
この腹水の原因となる主な病気はほとんどが「がん」となります。
・胃がん
・肝がん
・大腸ガン
・卵巣がん
・子宮がん
・がん性腹膜炎腹水貯留の治療法以前は「腹水は抜くと弱る」と言われており、腹水を抜くことは推奨されていませんでした。