就活のバイブル「業界地図」や「四季報」は買うべき? 社会人の先輩に聞いてみた

就活スタイル



就職活動をする上で、欠かせないのが企業研究や業界研究です。応募したい企業がどんな雰囲気で、そして業界全体の流れはどうなっているのか。これらの情報は、就職活動をする上で欠かせないものだと言えるでしょう。悩める就活生たちのバイブルとも言えるのが業界地図や四季報。でも実際これを購入するべきか悩んでいる方はいませんか? 今回は就活をする際に 「業界地図や四季報」を買うべきかどうか、社会人の先輩に話を聞いてみました。

Q.就職活動では、業界地図や四季報って買うべきだと思いますか?

はい……32.7%
いいえ……67.3%

先輩社会人のみなさんが「買うべき」と思う理由、「そうでもない」と思う理由、それぞれ教えてもらいましょう。

<就職活動では、業界地図や四季報を買うべきだと思う社会人男女の意見>
■役に立ちます!

・ブラックかどうかよく調べたほうがよいと思ったから(女性/26歳/医療・福祉・介護サービス)
・業界情報を知らないと面接が不安になるし、知っておくと真剣に考えられる(男性/27歳/農林・水産)
・四季報や有価証券報告書等から、その企業が今何をしていてどのような状況なのかが記載されているから(男性/27歳/生命保険・損害保険)

みんなが手探り状態で進めていく就職活動だからこそ、「情報」は最大の武器となるはず! 企業や業界の情報を事前に頭に入れておくだけで、就活の方向性が見えてくるのかもしれませんね。

■話のネタに

・面談のときに話のネタになるから(男性/23歳/信用組合・信用金庫・労働金庫)

志望動機を書くとき、面接で逆質問をするとき……志望する企業の情報が必要となる場面は、意外と多いもの。業界地図や四季報があれば最低限の知識は得られますから、「書くべき・聞くべきポイント」も見えてきそうです。

■社会人になってからも

・会社に入った後に業界研究の重要さをあらためて感じたため(男性/23歳/電力・ガス・エネルギー)
・業界内のライバル企業の関係などは知っておいたほうがいい(女性/26歳/インターネット関連)

就活生のバイブルですが、実は社会人になってからも活躍してくれそう。社会人人生を共に歩んでいく「辞書」のような気持ちで購入を検討するのもよさそうですね。
では次に、多数派意見も紹介します。

<就職活動では、業界地図や四季報を買うべきだとは思わない社会人男女の意見>
■自分で調査


・自分は買わなかった。まわりのあらゆる大人の話を聞くのが一番効率的と思う(女性/28歳/建設コンサルタント)
・業界情報等はネットでも調べることができるし、ネットに載ってある業界知識を勉強すれば十分役立てることができた(男性/26歳/その他)

たとえ資料を自腹で購入しても、読み込まなければ意味がありません。興味・関心を持ってすべてに目を通すのは、かなり難しいこと。だとしたら、周囲の様々な人の「経験談」に耳を傾けた方が、得られるものも多そうです。

■活用できません!?

・情報がありすぎてももてあますから(女性/25歳/医療・福祉・介護サービス)
・いろいろ書いてあって何が本当に必要な情報かわからないから(男性/25歳/農林・水産)

情報は武器。しかし情報過多の現代では、それが「先入観」となってしまう可能性も……! 情報を仕入れるためにも「時間」は必要。状況によっては「情報収集」よりも「実際に動く」方が、効率がいいのかもしれませんよ。

■借りればOK

・図書館を利用できれば買う必要まではないと思う(女性/27歳/海運・鉄道・空輸・陸運)
・大学に置いてあるので(女性/27歳/専門商社)

あれやこれやと出費がかさむ就活時期。情報が必要なときには、入手できる場所へと出向けばOKです。就職センターや図書館などで、ぜひチェックしてみてください。

「買うべきだ」と思う理由、そして「そこまでしなくても……」と思う理由、あなたはどちらに共感できましたか? 自分が求める業界によっても状況は異なるかと思いますが、どちらにしてもまずは一度「手に取って目を通す」ことから始めてみてはいかがでしょうか。
(ファナティック)

マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2016年10月13日~2016年10月24日
調査人数:社会人男女150人(男性69人、女性81人)

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