東出昌大の”棒演技”に騒然?新作「デスノート」は本年度ワースト映画か

デイリーニュースオンライン

『デスノート Light up the NEW world』l公式サイトより
『デスノート Light up the NEW world』l公式サイトより

 映画『デスノート Light up the NEW world』が10月31日、公開初週に大ヒット映画『君の名は。』を抜いて、興行成績1位に躍り出た。好調なスタートを切ったものの、いち早く同作を鑑賞したファンからは、頭脳戦が肝の本シリーズにもかかわらず「出演者がバカばっかり」などと予想外の酷評が相次いでいる。日本を代表する人気漫画の実写化にいったい何が起きているのか?

■ネームバリューで勝ち取った1位?

 かつて松山ケンイチ(31)と藤原竜也(34)のコンビで人気を博した「デスノート」の実写映画シリーズ。今回の最新作では下界に落ちた6冊のデスノートをめぐって、新たな殺人事件が巻き起こっていく。10月29日に公開されるや否や、2日間で興行収入4億5千万円以上を稼ぎ出して大ヒットしていた『君の名は。』の10週連続1位を阻止。好調な滑り出しとなった。

 しかし観客の評価がどうも冴えない。SNSや映画評価サイトでは「ネームバリューで勝ち取った1位」という酷評のみならず「今年ワースト、二度と観たくない」という烙印も押され、さらには「バカだらけの頭脳戦」と本シリーズのコンセプトを一刀両断する意見も目立つ。そんな酷評祭りを見たユーザーから「バカばっかの心理戦と聞いて逆に見たくなってる」などと笑えない皮肉も飛んでいる。

「登場キャラクターが多すぎて、135分の尺に収めるためにストーリー展開が荒くなり、肝心の頭脳戦が丁寧に描かれていない。『アクション映画として見たほうがいい』という評価も多く本末転倒です。利益優先で『デスノート』をムリヤリ復活させた弊害でしょう」(映画ライター)

 こうした酷評祭りを受け、再評価されているのが旧映画版。松山の演じたLは「ハマり役だった」という声は絶えず、"マンガを実写化するなら藤原"という定評も変わらない。

「テレビドラマ版では、窪田正孝(28)はドラマ史に残る怪演を披露して難を逃れたが、Lを演じた山崎賢人(22)は酷評されている。たとえ新キャラだとしても、一度ファンに認められた作上で別の役者が演じれば比較されがちで、アラ探しに発展しやすい。今回はとくに、東出昌大(28)の演技のマズさも相まって猛批判を浴びています」(前出・ライター)

 "天才たちの頭脳戦"というシリーズの持ち味を破壊した新作「デスノート」は、このまま興行収入を伸ばしていくことができるのか。はたまたファン同士の酷評祭りの影響で、急ストップするのか……?

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)
※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。
「東出昌大の”棒演技”に騒然?新作「デスノート」は本年度ワースト映画か」のページです。デイリーニュースオンラインは、デスノート Light up the NEW world君の名は。東出昌大映画エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧